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2015年総評案1(大賞最終案1) 大賞 戦極姫6 ~天下覚醒、新月の煌き~ さて、以上で選評が届いた2015年全てのゲームを発表した。いよいよ本年の大賞を発表しよう。 次点は、 『不条理世界の探偵令嬢 ~秘密のティータイムは花園で~』、『猫撫ディストーション 恋愛事象のデッドエンド』、 『妄想コンプリート!』、『Love and Peace』、 そして大賞は、 『戦極姫6』とする。 今年のKOTYeは、万人が認める大賞『核』不在の混戦であった。『チーズ』の爪痕も色濃く、各選評は常に前年王者と比較され、 致命的短所があっても物足りないように見られる宿命を背負ってしまった。 トレンドは多様に渡り、一纏めにするのが困難な中、黒色の個性を持つ者達が負の頂を目指し凌ぎを削り続けた。 不条理世界の亡霊にして貫禄のアーベル節を見せ付けた『不条理探偵』。 クラウドファンディングという手段から文字通りユーザーを絶殺した『猫撫デッド』。 Ex-itの脱国先でも変わらず場外戦の王者ぶりを発揮した『毛根』。これらはいずれも次点に輩出する程の力量を備えている。 しかしこの3作は、プレイすればその全貌が見え、検証を重ねても『負』の部分があまり変化する事はなかった。 またそれぞれのクソ要素も、KOTYeの歴史を紐解けば類似または該当する点があり、「斬新さ」という視点で見るとやや決め手に欠ける節がある。 そんな中最終候補として残ったのは「戦極の陵辱者」たる『姫6』と、「愛と平和の鬼畜者」たる『LaP』。 他次点作が薄さを軸とした酷さであるならば、この2作は濃密な酷さを軸とし、検証を重ねるほど負が膨張した魔性のクソゲーといえる。 ここで一つ補足を挟もう。KOTYeでは家庭用KOTYとは違いエントリー制を採用している。理由は幾つかあるが、エロゲーは本質上嗜好品という意味合いが強く、 より多角的な視点での評価が求められるからだ。では、エロゲーとは何か? 突き詰めればそれはエロと物語を組み合わせ、ゲーム化したものだ。 このエロと物語という重要なファクターにおいて、姫6は「榊 月冴」という最大の汚点がある。 飯一つで女子を堕とし、喰い散らかしては捨て、責任は取らず、また次の獲物を求めるのみ。因果応報を受ける事もなく、境遇に苦しむ事もない。 この傍若無人この上ない立ち振る舞いには誰もが閉口。特に歴代ファンからは嗚咽に似た怒号が飛び交った。 だがこれは所轄古参ファンの多くに該当するものであり、新規ユーザーが感じる「それ」は人によってどうしても異なってしまうのも事実だ。 一方で当初有利とされていたLaPはどうか? もっとも争点となった「エロまでの道程が苦痛で、せっかくのエロに辿り着けない」という点は、 まぎれもなく致命的な問題だ。物語はごちゃ混ぜ世界観で随所に解決されない伏線が重なる上に、ラストはマルチ鬱エンドと救いなし。 ゲーム性は言わずもがな、単純かつ作業的、理不尽な運ゲーに終始し、ご希望のヒロインとのHすらままならない。 だがエロは質こそ単調だが数だけはボリュームに富み、個人差あれど達成感を味わう事が可能な点は見逃せない。 更に検証が続けられた結果、遂にLaPのCGを自力フルコンプする勇者が出現。そして捕獲対象のレア種の出現率が低確率ではなく、 連勝ボーナスを一定数続ける事で出現する事が判明。これにより「作業ゲーだがCGコンプなら十数時間のゲーム」にまで弱体した。 しかし肝心のゲーム内容が面白くない事は変わらず、勝敗を左右する差とは決め難い。 エロ、物語、ゲーム性・・・。ここまではほぼ互角だ。 しかし姫6にはもう一つ、他では見られない独創的なきらめきがあった。 それは、「物語の核たる主人公が、物語の華たるヒロインの株まで下げている」点である。 事実、次々に餌付けで喰われていくヒロイン達は、月冴のご無体に抵抗する事もなく、惚れ込む具体的な理由も明かさず、嫉妬もしない。 ただ「不思議な魅力がある」の一言で済ませてしまい、プレイヤーはどこまでも蚊帳の外である。 つまり「先に世界があり、それに主人公がどう行動し物語を紡いでいくか」ではなく、 「先に主人公があり、その主人公のためだけに都合のいいエロと物語が付属している」のである。 言うなればその存在は、世界の大半を己の欲望の為だけに支配し闇に変えた、主人公ならぬラスボスの如しであった。 クソゲーが駄目主人公を生むのではなく、駄目主人公がクソゲーを生む。これは歴代でも前例がない輝きであり、 ひいては「クソなエロゲー」の新境地を開拓し、「それをネタとして語る」スレの趣旨に充分に値するものと言えよう。 故に2015年は、遊べば遊ぶほどストレスをおかわりさせ続け、本年で最もエロゲーの不文律を踏みにじり、エロと物語を公式が最低同人化させた、 『戦極姫6 ~天下覚醒、新月の煌き~』に大賞を授与するものとする。 今年は年末の魔物不在の年となり、数と質どちらにおいても、過去数年に比べるとやや低調だった事は否めない。 5月29日に同日9本の快挙を成し遂げながら、その後は数不足に陥り、ゲーム性を重視したかったゲームも、総じて大コケ。 seal不在でありながら、ロープライス勢がいずれも安かろう悪かろうの不出来揃い。 発売後、バグと不具合のオープンワールドで多くの人々を魅了し、2chスレの勢いが一時安保スレを上回り、 「安保よりチ○ポ」なる名言を生み出した『sexyビーチ プレミアムリゾート』(通称『セクビ』)も、 その仕様の難解さと高すぎる要求スペックが災いし、選評を執筆する者が最後まで現れず、惜しくも競争中止と相成った。 何度も言われているが、クソゲーが減るのは喜ばしい事だ。しかし闇なくして光は輝けないように、クソゲーなくして名作も輝けないのである。 言うなれば、クソゲーもまた、可能性の一つなのだ。
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RELICSシリーズリンク RELICSシリーズ 関連作品 開発中止 RELICSシリーズ 機種 タイトル 概要 判定 PC(*1) RELICS 主人公は魂だけの存在であり、倒した敵の身体に乗り移りながら進むという斬新なコンセプトが話題となった作品。当時大ヒット曲を連発していたクリスタルキングがBGMを担当したことでも話題に。 なし FCD レリクス 暗黒要塞 上記のアレンジ移植。ローディングのおまちくた゛さい地獄等によりクソゲー化。 ク Win RELICS -The recur of "ORIGIN"- 世界観・ストーリーを一新しDiablo風のクォータービューアクションRPGにシステムを大きく変更したリメイク作品。多彩な攻略ルート・27種にもおよぶマルチエンディングは圧巻。 なし RELICS -The 2nd Birth- 上記の続編。ストーリーがほぼ一本道になったもののやりこみ度の高いシステムを内包。オンライン対戦モードも搭載し、オンラインで得られたアイテムも本編で利用可能。 RINNE 日本ファルコム開発、ソフトバンクBB発売のアクションRPG。商品タイトルにトレードマークのRELICSが無いものの、事実上『ORIGIN』から連なるシリーズの続編である。 関連作品 機種 タイトル 概要 判定 SFC/PS/SS 伝説のオウガバトル ボーステックの後継会社であるクエストが発売した『オウガバトルサーガ』の作品。作中に「レリクス」の名を冠した武器やクラスが登場。 良 タクティクスオウガ 良 PC(*2) ブランディッシュ 本作よりアレスとドーラ・ドロンが『RINNE』にて登場。 良 PC(*3) XANADU 本作よりガルシスが『RINNE』にて登場。 良 開発中止 Xbox版『RELICS』(ボーステック) オリジナル版のRELICSをベースとして3Dフルポリゴン化した作品として2004年の発売を目標に開発されていたものの、残念ながら開発中止となった。
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2008-総評 2008年の携帯機クソゲーオブザイヤーは、ゲーム市場の主流が携帯機へ移行したことを強く印象づけるような、勢いのあるスタートを切った。 尖兵をつとめたのは1/31発売『梅沢由香里のやさしい囲碁』(毎日コミュニケーションズ)である。 「やさしさ」を微塵も感じさせない、CPU戦の99 59秒(カウンターストップ)以上の長考。 対人戦はダウンロードはおろかワイヤレス対戦すら実装しておらず、1つの本体を交互に使って対戦するしかない。 問題集を解こうとすれば開発者への指示と思われる文章が出てフリーズする。 梅沢先生の色っぽい声だけが救いであったが、多くのプレイヤーは囲碁をすること自体が手詰まりとなり、ゲームごと投了した。 同日発売の、『SIMPLE DSシリーズ Vol.32 THE ゾンビクライシス』(D3パブリッシャー)もSIMPLEというハンデを乗り越えノミネートされた。 「貧弱なエフェクト」「シビアすぎる当たり判定」「無駄に長く単調なステージ」等とプレイ意欲を削ぎ落とすというクソゲーの基本をしっかり抑えており、 選択ルートを間違えると無限ループに陥る等というバグも完備。 ゾンビの動きが少なく、同種のゾンビが出ると「死霊の盆踊り」としか言いようがないシンクロ率100%のダンスを披露するネタ要素まである。 携帯機に於いても、クソゲーマイスターの呼び声高い開発会社ドリームファクトリーの面目躍如と言った出来であった。 とあるSIMPLEシリーズ愛好家のユーザーの「ドリフは太陽系から出て行け!」という叫びが印象深い。 次のノミネートは、3/27発売のPSPソフト『海腹川背Portable』(マーベラスエンターテイメント)である。 本作は発売前から「発売延期を繰り返す」「スクリーンショットの出来の悪さ」「公式サイトの『海原川背』というタイトルの間違い」 「過去作の開発者が不参加」「開発会社は、据え置き機ノミネート作『カルドセプトサーガ』のロケットスタジオ」 など不安要素が満載だったが、体験版の配信でそれは杞憂では無いことが判明した。 壁を貫通したりべったりはりついたりするロープ、ぶら下がっているだけなのに突如謎の振動を始めるキャラ等など、 旧作ではあり得なかった謎の挙動が続出。 ファンの不買運動や修正の嘆願があったものの、何ら対応されることなく発売され、見事ノミネートされることとなった。 据え置き機での実績を持つ会社が次々とノミネートする中、絢爛舞踏の如く旧作ファンを撃滅した芝村裕吏氏もここで電撃参戦。 初弾の3/20発売『ぷちえゔぁ』(バンダイ)はそこらのwebに転がってそうなflashゲーの詰め合わせ的内容。 よく訓練された信者にさえ、 「4500円のカレンダーを買ったらDSのソフトがついてきてラッキーだった」 とまで言われる出来であり、発売から2週間足らずで特典付き新品がワゴンに並ぶという前代未聞の戦歴を残した。 続けて発射された5/1発売『エンブレムオブガンダム』(バンダイ)もやればやるほど作業感の増すSLGパートだけならいざしらず、 ガンダムに対する知識が足りないにも関わらずストーリーや設定を独自解釈し、 内容的にも日本語的にも高周波の電波を発生させ、多くのガンダムファンを失笑させた。 両作品とも、「原作ファンしかわからないネタだらけ」なのに「原作ファンからは失笑を買う」という どの層を狙ったのかがサッパリわからない内容であり、氏の撃墜数がまた伸びたであろうことは疑う余地がない。 対戦格闘ゲームという、一度ブームの頂点を迎え、熟成されたジャンルからのノミネートもあった。 7/31発売の『ウィンディ×ウィンダム』(サクセス)である。 無限コンボの実装に始め、ノックバックなど基本の調整がまるでできていないこと、 演出のショボさ、とどめのトレース(パクリ)疑惑まで、文句なしにノミネートクラス。 このデキの酷さに選評者やプレイヤーがKOされてしまったが、おそらく精神的ダメージによるものだろう。 同日発売の『メジャーDS ドリームベースボール』(タカラトミー)も忘れてはいけない。 アニメのストーリーをなぞって野球やミニゲームをクリアしていくという内容だが、 「スチールできない」「内野ゴロが存在しない」「打球はフィールド内に飛んだら100%グラブに触れる」という謎仕様。 1アウト3塁で外野フライでもタッチアップしないCPU。 「ポーズ不可能」「キャラゲーなのにキャラ判別不可能」とファミコン時代を感じさせるシステム。 更にミニゲームでは走って一輪車で土を運ぶとミートが上がり、バッティング演習ではカーブが習得できると、もはや意味が分からない。 こんな内容だがクリアに1時間半もかからないため、Wiiの『メジャーWii 投げろ!ジャイロボール!!』の長さにイライラした人には安心の設計であった。 8/7発売の『みてはいけない』(ディンプル)は、心霊写真に現れた霊を塗りつぶして除霊するという、異端のゲーム。 しかし、その内容は「かってはいけない」ものであった。 1問目ですぐに「あからさまな合成写真」であると分かる。 おまけにタッチパネルの認識が非常に厳しく、わかっているのに答えられず次の写真へと移ってしまい 時間切れになるとやり直すことができず、二周目に行くかデータを消すしかないのだ。 さらにグッドエンディングを見るにはノーヒントで異常な条件をこなさなければならないこともポイントである。 二周前提で、一周目にとある失敗をしておくというクリア願望の裏をかいた高度なトリックが仕込まれており、 そのうえで特定の手順を踏まなけばならない。 このような理不尽な内容であるにも関わらず、途中で間違ったらやはりデータを消す以外にやり直せないのは、 まさに心霊現象さながらの理不尽さである。 9/25発売の『逆境無頼カイジ Death or Survival』(コンパイルハート)は、ギャンブル漫画原作にしてギャンブル要素皆無のミニゲーム集。 シナリオは辛うじて原作をなぞっているものの、原作にあった熱い駆け引きは皆無である。 当たりが見えているという、もはやクジの意味がない「ティッシュクジ」。 原作の印象的なシーンの「焼き土下座」は時間を測るだけ。 タッチペンでなぞるだけの「鉄骨渡り」。 原作のストーリーさえなぞっていればいい、というIFやコンパイルハートの姿勢がうかがえる作品であった。 これ以外にも、調べるだけの呪文に大ダメージバグをつけてしまった『タクティカルギルド』(サクセス)や、 同社発売の「THE歩兵」に勝る点が価格しかなく購入者自身が咆哮した『UNKNOWN SOLDIER ~木馬の咆哮~』(D3パブリッシャー)、 「永遠に居残りクイズ」を体験できる『マジカル頭脳パワー!!DS』(D3パブリッシャー)など、 年内を通してクソゲーの話が尽きることが無い大豊作の年となったのであった。 さて、今年の大賞を発表しよう。 高校野球育成アクションゲーム、『めざせ!甲子園』(タスケ)である。 夏の暑さが本格的になり、甲子園のシーズンになると思い出すゲームがある。 3年前、2005年に発売された「めざせ!甲子園」である。 GBAで発売されたこのゲームは、 「恐ろしく稚拙なグラフィック」「単調で場面が変わるたびに途切れ、最初から再生されるBGM」「背景と同化してしまう忍者のような選手達がいる」などのシステム面。 二年生がいるのに一年生が何故かキャプテンに指名される無理のあるストーリー。 「一定確率でバットを振ってくるためボール球を投げていれば勝ててしまうCPU」「スライディング中は塁に触れていてもアウト」 「デッドボールがない」「フライをキャッチしてもフェアになることがある」等のルールの解釈。 「セカンドが一二塁間ではなく二塁上にいる」「打率が五割なら『.050』と表示される」「ランナーがいる時ゴロを打ち、ランナーがアウトになっても打った本人が塁にいれば打率が上がる」「アウトカウント関係なく一番進んでるランナーを刺そうとするCPU」 といった制作者の野球に対する理解度。 このように、多方面で大物っぷりを発揮しており、甲子園から連想される「逸材」「怪物」「魔物が棲んでいる」などのキーワードにふさわしい出来を見せつけてくれた。 ここで語るべくは2008年のKOTY総評であり、3年前のゲームを語られても困るかもしれないが、 もっと困るのは上記の内容をほぼそのままで、今年7/31にDSで発売されてしまったという事実である。 タイトルまでそのままであり「DS」や「2」などは付いていない。 変わったのはイベント時のキャラデザ、音楽の質の向上、2画面・タッチパネルに対応、といった些細なところで上記の問題点は完全に放置されている。 前作の選手パスワードもそのまま使えるという徹底振りだ。 本来移植というものはインパクトが弱くなりがちであるが、3年前の時点でクソゲー評価が固まっていたものを完璧な移植度で再現したという点が高く評価された。 世に言う「誰が得するんだ?」という文言がこれほど似合うゲームもないだろう。 製作会社であるタスケが、何故これを移植したのかは未だ謎である。 発売日当日に公式サイトすらなかったので、売る気があったのかも謎であったが。 『海腹川背Portable』の「移植」、『メジャーDS ドリームベースボール』の「野球」、『梅沢由香里のやさしい囲碁』の「いわゆる安牌のジャンルをクソゲー化」 と、多くのポイントを抑えていることも2008年を代表するクソゲーとして相応しい。 2008年を振り返って見ると、どのジャンルにも多種多様なクソゲーが登場し、市場の大きいDSには特にその傾向が強く見られた。 野球、囲碁など余程の事がない限りノミネートすらない、と楽観されていたジャンルにももはや安住の地は無い。 来年に向け、次の言葉をもって2008年KOTYを締めくくりたいと思う。 ク ソ ゲ ー の 熱 い 物 語 が 今 始 ま る
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元ページ 概要が概要レベルじゃなく長かったので色々カットした。もう少し誰か削って要素だけにして欲しい。 - 名無しさん 2011-11-27 22 24 50 やってみたがエロシーンを語ってる場合じゃねえって感じだったな。久しぶりの良クソゲーだった - 名無しさん 2011-11-28 12 31 37 良クソゲーってなんだw しかし、正直なところ同意できるから困るw - 名無しさん 2011-11-29 00 11 09 装備品の説明と実際に上げるステが違ってる物もあるよなぁ 萌先輩のマジックステッキだったっけ? 速さ+100ついてたり - 名無しさん 2011-11-29 02 33 29 場外謎解きワロタwww - 名無しさん 2011-11-29 03 42 41 ラスボスは野生じゃ出ないぞ。バグだけど、ボスと戦闘中にタイトル→ロード→敵出現になると出るだけ。sealスレではとっくにわかってるのに便乗した馬鹿が知らずに騒いでるだけ。つまり選評書いた奴も多分プレイしてない。だがクソゲーには同意 - 名無しさん 2011-11-30 12 23 16 ↑この選評はスレ内の意見を選評っぽくまとめたもので、書いた人間は別に便乗したわけでもなんでもないし、おそらく出現条件も分かってるけどネタのために削ってるだけだろ。便乗した馬鹿と言い切るなら過去スレで流れぐらいチェックしとけ - 名無しさん 2011-12-01 06 23 26 長いwww - 名無しさん 2011-12-03 22 39 18 面白そうww - 名無しさん 2011-12-11 19 16 12 淫刻の虜姫(バグでクリア不可)といいメーカーで賞があったら与えたいレベルだな - 名無しさん 2011-12-13 17 42 19 最大HPあがる装備つけてもメニューの回復アイテムでその上がった体力分まで回復してくれない。何の意味があるんだこの装備 - 名無しさん 2012-01-03 16 48 49 ↑ああ、それなら休憩所で休めばMAXまで回復するよ。 バーに反映されないから、攻撃食らってもあれHP減ってねぇとかなるけど気にすんな。 - 名無しさん 2012-01-08 15 17 36
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メジャーWii パーフェクトクローザー 名称 メジャーWii パーフェクトクローザー ジャンル フルアクション3Dベースボール 対応機種 Wii 発売・企画元 タカラトミー 開発元 ドリームファクトリー 発売日 2008年12月11日 価格 7,140円(税込) 対象年齢 CERO:A(全年齢対象) 公式サイト 曰く、「追求したのは、本格野球ゲーム」 ファミ通レビュー4/4/4/3 15点 俗にメジャー2またはダメジャー2と呼ばれる。 → 前作:メジャーWii 投げろ!ジャイロボール!! デスクリムゾンも素足で逃げ出すような程何もかもが酷い。前作の方がまだマシと思えてくる。藤川、笠井、石井といったドリームファクトリー製作者側の責任は大きい。 動画・画像 空白選手バグ画像まとめ ニコニコ動画:MyList「メジャーはダメジャー」 ニコニコ動画:サヨナラ逆転負け優勝 ニコニコ動画:無限バント地獄 痛いニュース(ノ∀`):「メジャーWiiパーフェクトクローザー」が“ヤバすぎる”とネットで話題に J-CASTニュース:後ろを向いてバットを振る!! お粗末野球ゲームにネット騒然 首反転バグ __ _ . ア 丶 , . -─-、 / / \ / \/ //r-u ヾiヽ / { レヾ/ ソ uY∨ , { { .. -- 、 / ⌒ミ ゝ / / ヽ / `丶 ィ´ _.{ -/ ̄ ̄ ̄ ̄に`丶 、 { / / ` 丶 、 _ヾ、 / /  ̄ヽ、 / i ヽ / l | | \l ... ... | 動画ようつべ版ニコニコ版 要点 DSで出来た紙芝居スキップ不可 リモコン横持ち対応 二塁送球が1+2ボタン同時押し バッティングのミートカーソルが9箇所にしか動かせずロックオンで近付ける方式 明らかに早いタイミングで振らないとバットにかすりもしない 必殺球投げると7~8秒のミニムービーが時々入る コンピューターがこっちのランナーを勝手に盗塁させて楽々刺殺。 盗塁時は映像での演出が入り盗塁に対する捕球の送球はオート フライにもかかわらずランナーが勝手に走塁 キャッチャーが異常に敏捷 CPUがボール球を投げることは一切無い ランナーが居ても気にせずワインドアップ ストレートは投げてもスタミナが一切減らない 打球が異常なほど転がらない どう見ても間に合わないフェンス直撃ヒットにフェンスまでぶつかっていき、跳ね返った球を拾いに行く外野 至近距離の送球もトスなどせず全力で投げる 未だにボール球が出ない 操作の簡易説明のページにストライクゾーンを外した投球の方法が記載されている(投球の詳細が掲載されているページには載っていない) 言い換えれば、故意にボール球を選択しなければ、ボールは一切出ない、すっぽぬけ等は存在しないことになる ホームランが呆れるくらいに出る 適当にやっても3イニング10本とか 2アウト1塁でセンター前ヒットなのに1塁ランナーが走っていない ライトとセンターの真ん中辺りに打球が飛んだ時、両方が追いかけていてライトが捕ったら、走っていたセンターがピタっと止まる 左中間や右中間に打球が飛んだ時、たまにセンターの動きがボールのバウンドと一緒のタイミングで止まる ライト前ヒットの打球をライトが後逸したら、ライトが全く動かなくなった→センターが必死に追いかける フライの捕球、足元に落ちそうなボールが、瞬間移動でミットに収まることが3回に1回くらいある クッションボールの処理が全くできない 内野安打でランナーが1塁を駆け抜けず、塁上でぴたっと止まる 一塁ランナーが二塁ベースをオーバーラン ランナーがリードを取らない 2アウト一塁で内野ゴロを打つと、明らかに二塁が間に合わないのに二塁に投げる いくつかの条件を満たすと、どこに転がっているボールでもキャッチャー以外拾ってくれなくなるようだ マニュアルのルビが「十字(じょうじ)ボタン」「決(けっ)める」 「予想(よそく)」 投げる球が全部ボール球でもクリア可能 ホームランレースではバットに当たれば必ずホームランになる 明らかに振り遅れでもかすってればホームランなので普通の打撃練習ができない 残念ながらバントはできないようだ ノック練習の中身が「ノックをする練習」 「サードに取らせろ」でサードが取っても失敗になるときがある 失敗時にライフポイントがなぜか2個減るときがある エディットキャラがバグだらけ(エディットチームも下手するとフリーズする) キャラエディットの読み込み時間が頻繁かつ長い 顔や体型、背番号など1ついじるたびに12秒の読み込み モーションを選んでもプレビューされない(試合で確認するしかない) 演出関連 見た目は木製バットなのに打球音が金属バット バットが稀に消えたり伸びたり(通称:如意バット) バントする打者の背中の服が引っ張られた状態になったりする キャッチャーやピッチャーが謎のレーザー光線を照射する事がある。(上記のバグ画像欄参照) ゲームオーバーの時に音楽が一切流れない 効果音すらない キャラのポリゴンは64レベル アリスが片乳 球速表示も打率表示も無い てか吾郎の左右の腕の太さがおかしい(これはアップされた画像が「ブラウン管TV+斜めから撮った」事に起こった現象で、ゲーム自体に問題は無かった) ホームラン競争で打球の弾道が出ずに画面にHRと表示されるのみ 吾郎の首が反転するニコニコ動画 youtube PRACTICEでPOINTが3桁以上になると表示が狂う たまにグラブをはめてるほうの手でボールを投げる 試合中1塁ベンチに打球が飛んだが、人が誰も居なかった 内野ゴロを打った時どこからともなく「アウト」と何者かの声がするが塁審はいない フェンスと守備に衝突判定が無く、ポール際にファールを打つと守備がフェンスを突き抜ける 野球のルール関連 明らかにエラーしたのにアウトになった 参考動画(4:30ごろ) 1アウトのはずが2アウト通称ジャイロキャッチ(1:30~) 点差があっても延長戦という完全ルール無視 サヨナラ負けしたのに優勝したことになる 参考動画 盗塁で死ぬとボールカウントがリセットされる 3バント失敗してもアウトにならない フォースアウトがきちんと機能しておらず、3アウトになる前にランナーがホームベースを踏めば点が入る フライをキャッチされても帰塁義務は無く、タッチアップも無しにそのまま点が入ったりする ランナーが一塁にいる状態で、バッターがフライなどでアウトになっても、ランナーの進塁義務が消滅しないので、そこから二塁に送球すると一塁ランナーがアウトになる 当然インフィールドフライなんてものは無い ファールゾーンのフェンスに当たってからフェアグラウンドに転がるとフェアになる ホームランを打ってバッターがホームインするときに、なぜかランナーが塁上に残っている バッターランナーが一塁ベースを駆け抜けるとき、フェアグラウンド側を走る 「打球がいつものセンター前へのキャッチャーゴロなのにファールになったり酷すぎる」とかいうわけの分からない事態になる つーか主審とバッターが時々ピッチャーに背を向けてる(詳しくは後述) 公式ページのPVとCMが 発売2日で「404 Not Found」 公式ページにて謎のパス要求・・・と思いきやタカラトミーの他のサイトも同様との事 製作がかのドリームファクトリー。あるスレ住民いわく 819 なまえをいれてください [sage] Date 2008/12/11(木) 17 02 51 ID 549okIOg Be そして、スタッフロールで見てしまったもの 製作 ドリームファクトリー ああああああああああああああああああああああああ 830 なまえをいれてください [sage] Date 2008/12/11(木) 17 04 22 ID QZVhlqtJ Be もうナイトメアファクトリーに改名しろwwwww 「このアプリケーションのセーブファイルを作成してもよろしいですか?」(製作者の良心による、これはゲームじゃないというさりげない告白)。けど、もうぬるぽ 前作はまだクソキャラゲーのなかでは頭ひとつ飛び出ているといった程度であったが、次作になってクソ度のケタが2つか3つくらい上がってしまった 前作で批判された部分をちょっとだけ減らし、悪い点をかなり増やしたという印象 ここまで欠点があるのにもかかわらず値段は7140円とフルプライス 原作は人気があり、アニメもそれなりに良質で、年末公開された映画は、『超映画批評』において「これぞ野球映画の鑑」「テレビアニメの映画化としては例外的なまでに完成度が高い。今年の冬、父子で見るならこれで決まりだ」と言われるほどの良作。なのにゲームだけがそびえ立つクソの山という悲劇である。これはもはや子会社だけの問題に帰すことは出来まい。 主審とバッターが時々ピッチャーに背を向けてる現象 発生原因は不明主にADVモードを最初から始めた時に発生 ディスク読み込みの不具合のようで、ドライブ依存するらしく、起こらない人はいくらやっても起こらない このバグの状態になると、ゲームをリセットしない限りこの状態がいつまでも続く 症状主審とバッターがピッチャーに背を向けてる 守備時にキャッチャーしか球を取りにいかなくなる 普通にバットを振ろうが、バントしようが全く同じ所に球が飛んでいくようになるストーリーモードで必ずHRを打つシーン等の結果が変わり、滅茶苦茶になる 例えばゴローがなぜか敵チームのピッチャーになってたり 総評締めくくりの言葉について 原作主人公のセリフ「ストライクをボールに、アウトをセーフにされたら…野球にならねーんだよ!」をもじったもの。 ゲーム発売日にダメジャー2ゴーした勇者によって ボール球が投げられない(実際は投げられる) ファーストへの悪送球なのに(ボールがワープしたのか)画面が切り替わりアウトになる といった現象が発覚し、上のセリフを思い出した住人によってゲームと結び付けられることとなった。 ゲームでは全部ストライクで、セーフなのにアウトになる訳だが。 ゲーム発売数週間前のセリフであったことから、テストバージョンを見た原作者の、やり場のない怒りを漫画を通して表現した、と解釈する住人もいた。 決定稿(総評より抜粋) 二体目の魔物は、タイトルの通り2008年のKOTYのクローザーの座を狙うかのごとく現れた 『メジャーWii パーフェクトクローザー』(通称「メジャー2」)。 今年の開幕投手を務め、DSでもハイレベルなクソゲーを出して 中継ぎを終えたばかりのメジャーが、脅威のトリプルヘッダーを成し遂げたのだ。 開発会社にクソゲーマイスターとして名高い「ドリームファクトリー」(ドリフ)を 選択したことからもタカラトミーの本気が窺えるだろう。 ドリフ側もプログラマー3人という製作体制で見事これに応え、 「追求したのは、本格野球ゲーム」と豪語するその出来は、確かに一味違った。 まずは《走》。走者は一切操作できず、勝手に盗塁しては犬死にを繰り返し、 犠牲フライはタッチアップ無しで得点として認められる等やりたい放題。 続いて《攻》。打球が砲丸のように重く、落ちてすぐ止まる一方で、 垂直にぶつかった球が斜めに反射し、3イニングに10本の割合で本塁打が飛ぶ。 そして《守》。野手はフェンス直撃のライナーを追い掛けて壁を突き抜けたり、 後逸した球を即座に諦めて棒立ちになったり、別の意味で目が離せない。 塁審は一人も存在せず、ファール球が跳ね返ってフェアになったり、 3バント失敗がアウトにならないと言ったルールの誤解が公然とまかり通っている。 ストーリーは原作を尊重し、最終戦ではたとえ5対2で勝っていてもその点差のまま延長戦になり、 逆転負けしても勝ちルートのエンディングに突入する。 悪送球を野手が取り損ねた瞬間に映像が乱れてアウトになったり、 謎の動きで1キャッチで2アウトを取る通称「ジャイロキャッチ」等バグも完備である。 続々と明らかにされていく「本格野球」にスレ住人のボルテージが高まっていく中、 ある一連のバグが発覚したことでついにそれが最高潮に達した。 そこには、キャッチャーが防具を脱ぎ、審判がピッチャーに背を向け、 これまた後ろ向きのバッターが何もない空間からセンターに向けて快打を飛ばし、 捕球やベースカバーどころか全く動かない棒立ちの野手を尻目に キャッチャーが一人でセンター前ヒットを追いかけるという未知の光景が広がっていた。 果てには主人公・吾郎の首までもが180度ねじれた状態で発見され、 球審は説明書の豪快な誤植から《ジョージ・ケツメル(十字・決める)》と命名された。 運命の悪戯か、皮肉にも最後は違う年に生まれていれば それぞれ栄冠を勝ち得たであろう二本の一騎打ちとなった。 このKOTY史に残る名勝負を制し、2008年大賞に輝いたソフト ――それは『メジャーWii パーフェクトクローザー』である。 揃って尻を向ける審判と打者や、センター前キャッチャーゴロなど、 一度見たら忘れられない強烈なインパクトはスレはおろか外部でも話題沸騰し、 大晦日には公式サイトが謎のパスワード制になる等、 最後の最後までKOTYスレを沸かせ続けたその圧倒的なポテンシャルは怪物と言うよりほかない。 また、同時期にメジャー劇場版公開を控えた絶妙のタイミングで子供たちに全力でクソを投げつけた非情さと ※補足 年始にメジャーのアニメが一挙放送されたため、子供達のお年玉は見事にブラックホールへと消え去った。 クリスマス商戦と合わせてゲッツーである。 見る者を笑わせ、やってみたいとさえ思わせる爽やかさを併せ持った、まさに至高のクソゲーであると言えよう。 選評案 選評案その1 2008年12月、KOTYスレは前人未到のバグゲー、ジャンラインが送り出すクソのマシンガン打線に滅多打ちにされていた。 この猛打の前に四八(仮)ショックを経験し鍛え抜かれたKOTY住人の守備も破られ、 これは決まりか、という空気に満ちたまさに無死満塁9回裏、そいつはマウンドに降り立った。 2006年に「BLEACH~放たれし野望~」「格闘美神 武龍」 2007年に「アップルシードEX」「一騎当千 Shining Dragon」 とコンスタントにクソゲーを投下し続けてきたクソゲーマイスターことドリームファクトリーが 2度逃したKOTYを今年こそ手中にせんと送り込んできた秘密兵器 「メジャーWii2 パーフェクトクローザー」である。 KOTYの2008シーズンの開幕投手を務めた「メジャーWii 投げろ!ジャイロボール!!」の続編として、 ジャンラインの猛打攻勢を文字通り抑えてくれるかと数多の住民の期待を背負って登板したこのクローザーは、 その名に恥じぬ剛速球で我々の期待に正面から応えてくれた。 前作で問題となった次世代機とは思えぬグラフィックの悪さはより深まり、 試合のテンポは良くなったもののその代わりに実に15秒というロード時間が帳消しにする始末。 この点だけでもチームカラーをきっちりと見せ付けた継投と賞賛されてしかるべきである。 しかし、肝心の「野球」という点に対して投げ込まれた7色の変化球はそれすらも些細なものとした。 まず、ピッチングについては「ストライクしか投げられない」「ストレートを投げている限りスタミナを消費しない」 走塁では「勝手にCPUがランナーを盗塁させてアウト」「フライが揚がっているのに走塁してゲッツー」「かと思いきやヒットを打ったのに一塁ランナーが動かない」 守備でも「CPUが打球を追いかけずに勝手に止まる」といった「仕様」となっており、 昨今のスモールベースボールに真っ向から異議を唱えた小細工無しの勝負をプレイヤーに求めている。 繰り返すがこれはあくまでもバグや操作ミスではなく、「仕様」である。 また、演出のためならば余計なものを一切省くといった点もこのゲームの真っ向勝負ぶりを表している。 ストーリーの展開上延長戦に突入する必要があらば、9回でのイベントによる点数調整もなく6対2のまま延長戦に突入。 前作で「ありえない位置にいる」という指摘があった塁審もグラウンド上からばっさりとカットされ、 アンバランスに歪んだ肉体となるまで鍛え上げられた選手達の戦いを一切の夾雑物無しに堪能出来る。 今年のKOTYシーンはこういったビジュアルイメージとよく知られたゲームルールの崩壊が1つの鍵なのだろうか。 こういった数々の勝負を乗り越えてエンディングに辿り着いたプレイヤーを迎えるのは、 スタッフロールの「製作:Dream Factory」の文字。まさに一点の隙も無い完封リレーである。 タカラトミーのクソゲーを買った人間がドリームファクトリーのクソゲーを掴まされたと知った時、 それこそがまさにダメジャーからダメジャー2へ、 タカラトミーからドリームファクトリーへという、クソゲー界の「勝利の方程式」が完成した記念すべき瞬間なのである。 それでは最後にこの完封リレーを成し遂げた主人公、茂野吾郎のガッツポーズを目に焼き付けて、 選評の締めくくりとしたい。 ___ ,.へ 「 ヒ_i〉 ム i ト ノ ゝ 〈 . ノ. { iニ(() / i _>‐` ` ゙ L. | | .i i. ア WレN l W ヾ i .} | i. / ィ Aム /lA l、l |L リ {、_λ ト-──┤、"-‐ ヘ (fjトl´ fツ),,リk} ,ノ ! i ヽ` ーz ム 〈 , lィ ,. ´ハ / ヽ、 `` 、,__ ._iヘ F⌒) //\ / \ノ ノ ハ ̄r/ ヽ¨...ィ/ 7 ノ / ヽ. ヽ 〈; | / /,." `ー 、 .\ヽ :| r 選評案その2 2008年12月、強制ギプスを脱ぎ捨て真の実力を解放した異次元の勝負師ジャンラインの 亜空カン打法の前にかの中継ぎ三強「大奥記」「ヌギャー」「猿」は次々と突破され これは決まりかという空気に満ちた無死満塁9回裏、最凶の魔球を武器に鉄壁の抑えがマウンドに降り立った。 その名はタカラトミーの秘蔵っ子「メジャーWii2 パーフェクトクローザー」。 コンスタントにクソゲーを投下し続けてきたがオブザイヤーを逃す無念を味わい続けた クソゲーマイスターのドリームファクトリーが自分を拾ってくれたタカラトミーに応えるべく 「メジャーWii投げろ!ジャイロボール!!」をチューンナップして送りだした秘密兵器だった。 ジャンラインに対抗すべく「交代した投手の再登板は不可能」というルールが通用しない 異次元野球を会得しマウンドに戻ったた彼は「クローザー」の名に恥じず我々の期待に正面から応えてくれた。 前作から更に悪化したグラフィック、試合のリズムを作る実に15秒というロード時間は チームカラーをきっちりと見せ付けた継投と賞賛されてしかるべきである。 しかし肝心の「野球」という点に対して投げ込まれた7色の変化球はそれすら些細な物とし 昨今のスモールベースボールに真っ向から異議を唱えた小細工無しの勝負をプレイヤーに求める。 「ボール球を投げられない」「ストレートを投げている限りスタミナを消費しない」ピッチング、「CPUが打球を追いかけずに勝手に止まる」守備に加え 走塁に至っては「勝手にCPUがランナーを盗塁させてアウト」「外野フライで走塁してゲッツー」「かと思いきやヒットを打ったのに一塁ランナーが動かない」 というタイミングを完全に履き違えたランナーへもしや敵のスパイでは?という疑心暗鬼を与えることで コアユーザーの小中学生に大人の世界の汚い現実を教えることに一役買っている。驚くことにこれらはバグや操作ミスではなく「仕様」である。 また演出の為ならばと9回でのイベントにより点数調整すらなく点差があっても延長戦に突入し原作の展開を見事に守り 前作で「ありえない位置にいる」という指摘があった塁審もグラウンド上から排除し アンバランスに歪んだ肉体となるまで鍛え上げられた選手達の戦いを一切の夾雑物無しに堪能出来る。 こういった数々の勝負を乗り越えEDに辿り着いたプレイヤーを迎えるのは スタッフロールの「製作:Dream Factory」の文字。まさに一点の隙も無い完封リレーである。 最後の最後にドリフのクソゲーを掴まされたと知った時こそが正にタカトミからドリフへという クソゲー投法の「勝利の方程式」が完成した記念すべき瞬間なのだ。 最後にこの完封リレーを成し遂げた主人公、茂野吾郎のガッツポーズを目に焼き付けて選評を締めくくりたい。 i { 「 A_│ | ヽ i i /\二二二ゝ i } | i /(●) ( ● )\ {、 λ ト ┤. / (__人__) \ ,ノ ,! i ノゝ、_ | ´ ̄` | ,. ´ハ ,! . ヽ、 ノ `` 、,__\ /" \ ヽ/ \ノ ノ  ̄ ――--― 7 ノ / ヽノ. ヽ / ,. " `ー 、 r " _|\∧∧∧MMMM∧∧∧/|_ > < ──┐| | ┌─┐ ヽ| |ヽ ム ヒ | | │ │ │── | ̄| ̄ 月 ヒ | | ──┘ └─┘ / | ノ \ ノ L_い o o 選評案その3 今年も残り3週間を切り、08年KOTYも最終回へと突入する。 パッチという名の進化を遂げ「商品未満」の称号を得た「ジャンライン」が猛威を振るう中、 目には目を、歯には歯を、進化には進化をと言わんばかりに前作のクソ度に更なる磨きをかけ 完璧と謳われる抑え投手がマウンドに降り立った。「メジャーWii パーフェクトクローザー」の登板だ。 まずは15秒のロードから幕を開ける、驚きの試合内容を紹介しよう。 どんな球を投げようが全球ストライク。直球を投げればスタミナが減らない男らしい投球システム。 3イニング遊べば10本はHRが飛び出す爽快感溢れる打撃システム。 走者が勝手に盗塁し勝手にアウトになる、かと思えばヒットを打つもスタートを切らないという、 相手どころか味方を翻弄させる、プレイヤーの裏をかいた思考の走塁AI。 外野手が後逸するとそのまま硬直、ヒットになりそうな打球が瞬間移動しアウトになる、ファミコン時代にも劣らない守備。 審判の存在しない球場で常識的な野球を求めるのが無理な話なのか 投球、打撃、走塁、守備、その全てがメジャー級のクソという、原作タイトルに負けない見事な完成度を誇る。 前作の問題点であった「グラフィック」「試合の長さ」「ストーリーの短さ」の3点においても、 グラフィックは改善点は一切見当たらず、それどころか左右の腕の太さが倍は違うという離れ業をやってのける。 試合時間は前作の「約2時間」から「約30分」へと大きく改善されているが、 これは投げる球全てがストライクという投球システムの影響も大きいと思われる。 ゲームを改悪してまで問題点を改善するという、メーカーの本末転倒な誠意溢れる対応には涙が止まらない。 ストーリーは「約2時間でクリア可能」と、前作に引き続きzipに圧縮したかのような短さ。 さらにはリードしたまま最終回を終えると「物語の都合でリードしたまま延長戦に突入」という珍事まで起こる始末。 そしてそんな2時間を終え、エンディングにて明かされる衝撃の事実…「制作 ドリームファクトリー」。 幾多のクソゲーを生み出した伝説のクソゲーマイスター「ドリフ」がここに復活。 最後の最後に誕生した「タカラトミー×ドリームファクトリー」という最強バッテリー。 この無敵とも思えるバッテリーから繰り出される脅威のクソを、打ち崩せる猛者は居るのだろうか。 選評案その4 パッチで強打者となって帰って来たジャンラインがバッターボックスに立った時クソゲーオブザイヤー球場に緊張が走った。 今年の先発投手を務めたメジャーの再登板を思わせるメジャー2の登場である。 「既に強打者を前にグロッキー寸前だったメジャーが強打者達を抑えられるのか?」 そんな住民の不安をメジャー2は良い意味で裏切ってくれた。 ゲームは再登板の緊張を体感できる15秒のロードに始まる。 そして、ボール球の投げ方が特殊な操作でありかつ説明書に記載されていない為 普通にプレイしていればストライクしか投げられない、そしてストレートだけならスタミナが減らないという 男らしい投球システムは、主人公の性格をも忠実に再現した素晴らしいシステムと言えるだろう。 その他にも野球は1人でやるものではない事を教えられる「CPU操作のオート走塁」 チームメイトがプレイをボイコットした時にキャッチャーが守備で孤軍奮闘する「キャッチャー無双」 これらのシステムによって、チームメイトの勝手な行動に実際に怒りを覚えるなど ゲームでは再現不可能と思われたグランドでのプレイヤーの心理もリアルに体験できる。 更により劇的に試合を演出する為に、大量リードしているにもかかわらず延長戦に突入するなどといった、 あえて辻褄あわせを排除した「大逆転システム」も搭載で最後まで緊張感を失わないプレイが可能。 また、塁審が存在しないという欠点はあるが、そこをあえて誤審の形で再現する事であくまでリアルを追求。 原作主人公の最近の発言「ストライクをボールに、アウトをセーフにされたら…野球にならねーんだよ!」 までもタイムリーに反映させるスキの無さは見事としか良いようがない。 ここまでで「目指したのは本格野球ゲーム」の謳い文句が嘘ではない事がお分かりいただけるだろう。 リアルさだけではゲームとしてはいかがなものか?という意見もあるだろうがそこは心配無用。 昨今人気のフィギュアスケートの要素を取り入れ芸術点を考慮し、1キャッチで2アウトを取れるジャイロキャッチや ごく稀に審判が後ろを向いたり、バッターが後ろ向きに構えるなどゲームでしか体感できない プレイヤーの遊び心をくすぐるオリジナル要素も兼ね備えており、 それに加えて、子供達にゲームよりやっぱり本当の野球の方が面白いんだという事を気付かせる啓蒙ソフト的な側面も持ち まさにパーフェクトクローザーの名に恥じないつくりには脱帽するばかりである。 これほどまでに原作に忠実かつ野球のリアルさを追及したゲームは後にも先にもこの1本だけであろう。 いや、寧ろこの一本だけになる事を心から祈りたい。 選評案その5 ガリレオ・ガリレイは言い切った。『それでも地球は回っている』 伊坂幸太郎は本を出した。『陽気なギャングが地球を回す』 クソゲーマーが驚いた。 『ゴローの首が回っている』 ジャイロボールの名前がタイトルに入っていることから分かるように、メジャー2のテーマは『回転』である。 ナルトの螺旋丸や浅田真央のスピンなど、回転を好むユーザー心理を熟知していると言えよう。 ランナー達は勝手に塁を回ろうとして失敗し、野手は妙な方向に走り回る。 ボールは瞬間移動して飛び回るし、回転しながらボールをキャッチすれば芸術点が入る。 勿論審判もバッターもキャッチャーも回転する。しかもキャッチャーがセンターを走り回る。 流石にゴローは回らんだろうと思っていたら、首がぐるっと回っていた。 15秒にもなるロード時間はプレイヤーに要らぬ気を回させ、取説を嘗め回す様に見てボール球の投げ方を探すことを奨励する。 ループしてるのかは知らないが、延々妙なBGMが精神を汚染し、 カウントは3桁になるとぐるっとまわって0に戻る。 選手をエディットしようとすれば、10秒ロードがついて回り、 ストレートを投げ続けるゴローの肩は疲れ知らずのフル回転。 ミットカーソル9箇所の大雑把過ぎるバッティングシステムはプレイヤーの目を回し、 点差がつこうとなんだろうと、試合は延長戦へと回ってゆく。 ディスクか何かがうまいこと回らずに、フリーズが多発するのはご愛嬌だろう。 ドリームファクトリーはテーマに忠実な会社なので、プログラマー三人で現場を切り回した。 CGのレベルアップにまでは手が回らなかったことが、今後の改善点だろうか。 審判だってゴローだってバッターだって、みんなみんな回っているんだ友達なんだ、と友情の大切さを思い知らされる。 このサブプライムショックで首の回らない人が多い中、くるくる回るこのゲームで疲れを忘れさせてあげよう、 というドリームファクトリーの心遣いが嬉しい。 まるでドリルのように高速回転するこのゲームは、クソゲーの天元を突破してしまった。 メジャーに始まりメジャーに終ったこの一年は、クソゲー史上の一大転換点となるだろう。 1人のゲーマーとしての要望を沿えて、この選評の結びとさせてもらいたい。 開発者の首をコキャッと回させてください。 他のネタ 投げろジャイロボール と パーフェクトクローザー を合成 by まぜまぜモンスター
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登録日:2017/06/19 (月) 17 38 44 更新日:2024/05/14 Tue 12 36 25NEW! 所要時間:約 10 分で読めます ▽タグ一覧 イギリス オルゴール コート スコットランドヤード トバイアス・グレグソン ネタバレ項目 フィッシュ&チップス ロンドン 伝説の刑事 倫敦 刑事 大英帝国 大逆転裁判 大逆転裁判2 真面目 紳士 苦労人 警察 逆転裁判 《倫敦警視庁》の トバイアス・グレグソン刑事だ。 トバイアス・グレグソンとは、アーサー・コナン・ドイルの推理小説『シャーロック・ホームズシリーズ』の登場人物の一人だが、 当項目ではそちらをモデルにした『大逆転裁判シリーズ』の登場人物であるトバイアス・グレグソンについて解説する。 ■概要 『逆転裁判シリーズ』のイトノコ刑事や宝月茜と同じ、所謂本作における刑事キャラ。 倫敦警視庁(スコットランドヤード)の刑事で、殺人などの凶悪事件を担当している。初登場時の年齢は44歳。 共にくたびれた色の帽子とコートという典型的な刑事の出で立ちをした人物で、立派な口髭を生やしている。ちなみに帽子に挟まれているのは捜査手帳。 フィッシュ&チップスが大好物で、事件現場や法廷にも当然のように持ち込んで事あるごとに食べている。 ついでにイライラしている時は食べるスピードが早くなる。確か過去作にもそんな刑事がいたような‥‥ 日課は毎夜、所持している懐中時計のネジを回すこと。 専用曲は「大探偵の強敵たち」。 厳格かつ真面目な人物で、ハート・ヴォルテックス首席判事からの信頼は厚い。 無駄な事を嫌い捜査は冷静に行うが、その反面やや怒りっぽいところもある。 成歩堂龍ノ介と初めて会った時も「英国紳士が誰でも天気の話に食いつくと思うな!」と怒鳴っていた。ただし紳士らしく淑女には弱い様子。 彼の勤める倫敦警視庁は世界で最も優秀な首都警察組織であるため、自分が倫敦警視庁の刑事であることに誇りを持って職務に当たっている。 その分、シャーロック・ホームズが手柄を挙げる度に、倫敦警視庁は世間から「大したことない」とバカにされてしまうため、 ホームズの事は「犯罪者にとっても警視庁にとっても恐ろしい危険物」と称して毛嫌いしている。 そんな彼だが、アイリス・ワトソンがランドストマガジンで連載している通俗小説「シャーロック・ホームズの冒険」には実名で登場している。 ホームズを恨む一方でその事は自慢となっており、最初の頃は正直いい気分になっていたそうだが、ある時期から「周囲に出演を妬まれているのではないか?」と思うようになる。 最近では、近くで何かひそひそ話をされる度に自分の事を噂されているような気になってしまうらしいが、 それを聞いた龍ノ介には「いきなり有名になるとこうなってしまうものなのか」とやや冷ややかな目線を向けられていた。 ちなみに、小説内ではホームズに「ヤツは警視庁のヘボ刑事の中でもマシな部類さ」と評価(?)されている。大抵は名前が出る度に罵られるだけの役回りのようだが。 しかし、小説のホームズからの評価に応じて実際に周囲からの評価も変化するようで、高評価を得たその次の月に給料が2倍に跳ね上がった事もあるという。 加えて、小説に自分が登場する度にアイリスからは“出演料”を受け取っており、警視庁内に自分の愛好者倶楽部が出来たりするなど、評判以外にも良い思いはしている様子。 そういった事情もあって、今ではすっかりアイリスに頭が上がらなくなっており、会う度に「お嬢様」と呼んで丁寧に接している。 そしてランドストマガジンの発売日には、どのような評価をされているか確認するために震える指でページをめくっているらしい。 本作の検事キャラであるバロック・バンジークスとは彼が正式に検事になる前からの付き合いらしく、人生の先輩として幾つもの教えを授けているとか。 しかし、相手が貴族という立場にあることと、今や中央刑事裁判所が誇る最も優秀にして高名な"死神検事"になったことで、現在は常に敬語で接するなど立場は逆転している。 それでも彼のことは年下だろうと非常に尊敬しているらしく、オフィスにはバンジークス家と共に取った写真が今でも大切に飾られている。 作中で描写される各所からの評価を気にする中間管理職っぷりからは分かりにくいが、実は刑事としては非常に優秀な人物。 過去には、10年前の事件解決の糸口として被害者の司法解剖を提案、貴族院を説得してそれを実現させたという逸話がある。 当時は死体を解剖することは死者に対する冒涜だとして忌むべき行為とされていたのだが、見事これにより重要な手掛かりを発見、事件を解決へと導いた。 その事件は当時の倫敦を震撼させていたものだっただけにグレグソンの功績も大きく、またこれにより世間に司法解剖の重要性を知らしめたことから、 倫敦警視庁内では「伝説の刑事」として知られ、今でも多くの者から尊敬を集めている。 ■作中での活躍 ※ネタバレ注意 『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』 第3話「疾走する密室の冒險」で初登場。 といっても、エピローグに流れたアニメーションに少し登場しただけであり、事件現場の乗合馬車が何者かに放火され、その消火活動を行っていた。 本格的に登場したのは第4話「我輩と霧の夜の冒險」からで、婦人刺傷事件の捜査担当者として龍ノ介の前に現れる。 ヴォルテックスの命令で被告人の弁護をする事となった龍ノ介に、捜査情報を渋々提供した。 その後は裁判の証人としても出廷し、被告人を逮捕した理由等を証言していた。 第5話「語られない物語の冒險」で登場した時は、ヴォルテックスから極秘任務を与えられ、コゼニー・メグンダルが絡んだ犯罪の証拠を集めていた。 その最中にホームズの下宿先近くにある質屋に出動する事となり、そこでメグンダルの遺品を発見したため、警察の権限を盾にそれを押収しようとする。 ちなみにメグンダルの遺品は、黒っぽいコートと自鳴琴の円盤の2点があったが、持っていこうとした際にジーナ・レストレードが睨んできたので、 簡単にポケットの中身を確認してからコートのほうだけを彼女に手渡していた。 ※以下、さらなるネタバレにつき注意。 実はジーナから没収した円盤には、法務省から盗み出された極秘通信の情報がモールス信号として刻みつけられていた。 その情報はメグンダルが外国に売ろうとしていたもので、3話の裁判の終了後にメグンダルが死亡したことを受けて、彼の遺品を回収してまわっていた。 なお、情報が刻まれた円盤はもう1枚存在し、その1枚はジーナの裁判に出廷することとなったとある証人が隠し持っていた。 何としても円盤を回収する必要があったグレグソンは、審理中にその証人に取引を持ちかけられると、違法と分かっていながらもそれを了承。 事件現場の情報を持っていなかった証人に捜査情報を横流しし、その引き換えとして円盤を秘密裏に受け取る。 さらにその後は別の証人に掴みかかるふりをして円盤をその証人のポケットに隠し、裁判中に証拠として提出されるのを防ごうとした。 が、グレグソンの行動の違和感(*1)に気づいた龍ノ介にそれを指摘され、円盤の中の極秘情報の存在を明らかにされそうになるも、 任務の遂行を優先し、陪審員に向けては詳細を語らぬまま「自分は誇り高き大英帝国のために行動している」と宣言した。 結局は、彼が隠そうとした事実を含めて事件の全てが明らかにされ、真犯人であった証人と違法な取引をした事実も認めることとなった。 しかし全て覚悟の上での行動であり、裁判長に「そなた自身も罪に問われる事になる」と言われても、如何なる処分も受ける姿勢を見せていた。 ちなみに、彼が必死で守ろうとしていた極秘通信には「T・グレグソン」という彼らしき人物の名前が入っていたことがプロローグで判明するが、 果たしてこれが意味するものとは一体‥‥? DLCでは、ヴォルテックスの膨大な蔵書から目当ての本を探せなかった事で一ヵ月給料がカットされて呆然としたり、 ヴォルテックスの飼ってたインコの世話をしていた時に不注意で瀕死にさせて慌てたりと、本編では見られなかったコミカルな一面を多く見せてくれる。 後にそのインコが元気になり、ヴォルテックスの鳩達と仲良くなれると、その事に大層喜んでいた。 『大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟-』 続編である「大逆転裁判2」にも勿論登場。相変わらずフィッシュ チップスを頬張っている。 第2話「吾輩と霧の夜の回想」より登場。前作よりは態度が軟化し、日本人の弁護士相手でも「受けた借りは必ず返す」という姿勢を徹底している。 第3話「未来科学と亡霊の帰還」では前作5話の一件からしばらくの間謹慎を命じられていたことが判明するがそれも解除され、新たにジーナを部下として捜査を行っている。 ジーナの刑事らしからぬ行動を叱ることも多々あるが、何だかんだで面倒見は良いようで、自分を”ボス”と呼ぶ彼女のことを心配している。 彼女を部下にしたのはホームズに何やら弱みを握られて仕方なくのことらしいが、同時に「死神の呪いから守るため」という思惑もあるとのこと。 また、この3話で巴里(パリ)警察への異動を予定していることを語る。その際はジーナも連れていくつもりらしい。 これは、死神の裁判に被告人として二度出廷したにもかかわらず、その後日本に帰国したことで今なお生きている夏目漱石の存在から、 「死神の呪いは外国までは及ばない」と確信したため、彼女を守るべく決断したとのこと。 今作ではこうした部下思いな一面や、彼を尊敬する警察官が多く存在することなども描写され、人望のある人物という印象が強くなっている。 のだが………… ぼ‥‥ボスが‥‥ ボスが‥‥‥‥死んじゃったの。 続く第4話「ねじれた男と最後の挨拶」。そこで彼は何者かに射殺されてしまった。 サブキャラとして定着しつつあった彼が、4話という不意のタイミングで退場するこの衝撃的な展開に、多くのプレイヤーが度肝を抜かれた。(*2) 彼の訃報を知らせたジーナも怒りと哀しみで満ちていたことから、何だかんだで彼女も見かけ以上に彼の事を慕っていたことが窺える。 また、グレグソンの死について聞いたホームズもこれまでにないほど動揺を見せるなど、彼の死は作中でも多くの人物に衝撃を与えた。 しかもこの事件で逮捕・起訴されたのは、よりにもよって彼が信頼を寄せていたバロック・バンジークス検事。 彼の仇を討つため、バロックの無実を立証するため、そして全ての真実を明らかにするために、龍ノ介たちは調査に乗り出す。 しかし、そこには予想だにしない真実が待ち受けていた……。 トバイアス・グレグソンの《真実》(重大なネタバレ注意) グレグソンの正体は、「死神の呪い」としてバロックの裁判に関わった人物を殺害する暗殺組織の一員だった。 つまり、ある意味では「死神」の実体とも呼べる人物(より正確に言うのであれば実行犯)。 組織における具体的な役割は所謂「司令塔」らしく、作戦立案を担当するなど、実質的にグレグソンが犯行を主導していたと思われる。 バロックはこの「死神の呪い」の真相に迫るべく彼を調査・尾行していたが、その過程で意図せず彼の死体を発見してしまった…というのが4話の事件の概要である。 そして、彼が伝説の刑事と呼ばれる契機となった10年前の「プロフェッサー事件」についても、その真相は世間で知られているものとは異なる。 当時、事件の担当刑事であった彼は、犯人の正体(*3)について半ば確信を持ちつつも決定的な証拠を掴み切れずにいた。 そんな彼にとある人物───本作における黒幕から、事件解決を目的とした証拠品捏造の指令が下る。 指令を受けた彼は、事件の犯人とされた人物・亜双義玄真とその場に居合わせたバロックを部下達と強襲。戦闘の中で玄真の指輪を奪う。 それを司法解剖を担当した検死官に渡すことで、「被害者の体内から容疑者を示す証拠が発見された」という捏造に加担したのだった。 彼のしたことが許されざる行為なのは間違いないが、最初は上記の指令に対しても断固として拒否しており、あくまで己の正義感に従おうとしていた。 だが黒幕の脅しに屈してしまったことで「汚れ役」になる決意を固めたらしく、それ以来「死神の呪い」を起こすべく暗躍を繰り返していた。 概要で触れたバロックに対する尊敬も「彼が本当は無実であるにもかかわらず"死神"の汚名を受け入れ続けてくれていること」に由来するものであり、 また、上述したジーナへの優しさについても決して嘘偽りではなく、本来「呪い」の対象であるはずの彼女のことを守り続けていた。 しかし、国際電報で確認されたグレグソンを含む4人の名前。これは大英帝国側が大日本帝国側に命じた、交換留学にかこつけた交換殺人の指令に関するものだった。 その計画内容は、まず互いに留学生を派遣させ、その留学生に各々の標的を殺害させると同時に《領事裁判権》を発動し、それぞれを無実にすることで真相を闇に葬るというもの。 要するに、この4人の名前はそれぞれ暗殺者とその標的として挙げられていたのである。 そのうち標的側だったのは、10年前の「プロフェッサー事件」の裏側を知る一人であるジョン・H・ワトソン、そして黒幕から指令を受けたグレグソン自身。 かつて無実の少女に殺人の罪を着せてまで回収しようとした円盤に、自分を暗殺するための暗号文が隠されていたという何とも皮肉な真相だった。 だが、肝心の日本側の暗殺者こと亜双義一真は事件によって(表向きは)死亡してしまい、龍之介がその代理を申し出たため代わりの暗殺者を送り込むことも叶わなかった。 そこで黒幕は一計を案じ、グレグソンに「日本の外務大臣である慈獄政士郎の暗殺」という偽りの指令を下し、それに記憶が戻った一真を同行させる。 そして偽りの標的となった慈獄の前で、改めて一真にグレグソンを殺害させる手筈だったが、そもそも最初から指令に従う気が無かった一真は任務中に離脱。 結果、大英帝国へ向かう船内で慈獄とグレグソンのみが対峙することとなってしまい、黒幕は落とし前を付けさせるべく慈獄にグレグソンの殺害を指示。 グレグソンはこの仕事を最後に足を洗おうと考えていたが、その願いは叶うことなく、逆に標的に殺されてしまうという最期を迎えたのだった。 その後、船員の見張りもあってグレグソンの死体を海に処分することが出来なかった慈獄は、食料保存のための大型冷蔵庫を利用して死亡推定時刻を偽装。 そして下船後、外務大臣という立場を利用して一切の検査を受けることなく、旅行鞄に彼の死体を入れたまま倫敦まで持ち運び、 現場となったアパートの一室に偽装工作を行った上で死体を放置した…というのが、4話の事件の真相である。 裁判が進み次々と真実が明かされる中、ジーナだけは上記の真相(特にグレグソンが暗殺組織の一員だという事実)を頑なに信じようとしなかった。 事件解決後も、信頼する”ボス”を失ったばかりかその正体を知ってしまったショックは大きく、一時はそのまま警察を辞めようとしていたが、 周囲の励ましもあって改めて彼の死と向き合い、グレグソンの思いを引き継いで警察として生きていくことを決めたのだった。 きっとここからが、かの「シャーロックホームズの冒険」にも登場する「レストレード警部」の本当の始まりなのだろう。 エンディングでは、恐らく殺害される前の回想の中でジーナを心配する姿を見せていた。 単なる警察ポジションのキャラだと思わせておいて、実は作品の背景に大きく関わる重要人物の一人だったグレグソン。 手段を問わない機密情報の回収、事件を収束させるための証拠品捏造、治安維持を目的とした暗殺(*4)…… 作中における彼の行動はその大半が「汚れ仕事」となっていたが、それらは全て彼なりの「正義」を信じての行動だった。 『1』の時点では彼のことを快く思っていなかったプレイヤーも多かったが、『2』で真実を知ったことで、低めだった彼への評価を改めたのだった。 グレグソン「いいか!アニヲタめ! よーく!覚えておけッ! wiki篭りが誰でも、追記・修正に シッポを振って食いつくと思うなッ!」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 正直、逆転の刑事キャラでは一番好きになれないかな。なんだろう、イトノコ、茜、番みたいに愛嬌がないからか? -- 名無しさん (2017-06-19 20 13 22) 俺はそこまで気にはならんがぶっちゃけ犯人の一味と言われてもおかしくないような行動とったからだと思う。2からは刑事枠変わるぽいしそもそも恒常刑事枠キャラとして作られてないような気がする -- 名無しさん (2017-06-19 20 59 01) 牢屋にぶち込まれないからなおさら嫌われていると思う -- 名無しさん (2017-06-19 23 10 55) それを言ったら馬堂刑事だって牢屋に入ってないぞ。良くも悪くも逆転裁判の世界に振り回されてるキャラだと思う。そこがいい。 -- 名無しさん (2017-06-20 04 02 47) 一番悪いのは、この人に必要以上の圧力をかけた政府だと思う。DLC見るとそんなに悪い人じゃないっぽいから次回作でフォローがあったらいいなと思う。 -- 名無しさん (2017-06-20 12 59 07) 悪人ではないが最後まで敵ってキャラはいい印象にはならんわな -- 名無しさん (2017-06-20 18 34 35) イトノコと比べた場合、ドジだけど愛嬌があるって訳じゃないし、最終的になんだかんだで龍ノ介を信頼してくれた訳じゃないし、アイリスに「だけ」は必要以上にゴマ擦ってるしでプレイヤーの印象が良くなる要素が皆無だから当然だろう。DLCの話もせいぜいマイナス評価が0に近付いた程度。2でちゃんと彼の描写が改善されている事を祈るしかない。 -- 名無しさん (2017-06-21 14 02 33) 元ネタのホームズシリーズでは憎めないキャラなのに大逆転裁判では嫌な奴に改悪されてしまっていて悲しい限り。2での名誉回復を期待したい。 -- 名無しさん (2017-06-22 23 39 07) ゲームが未完成で発売された煽りを受けたキャラだと思う。好感度を下げて上げるストーリーの下げる部分で話が終わってしまったんじゃないかな。 -- 名無しさん (2017-06-24 14 41 00) やばい、2のグレグソンめっちゃ好きだわ 「不正をしてるから潔白な刑事キャラではない」って部分は変わらないのに、1とこうも印象が変わるか ぶっちゃけ1の時嫌いだったからこの好感度の上げ方は見事だと思う -- 名無しさん (2017-08-06 02 00 57) ↑同じく。3話のジーナに対しての思いが……でも、それだけに…… -- 名無しさん (2017-08-06 12 22 59) 2のエンディングの台詞は卑怯だろ…その後起こることを知ってるから尚更… -- 名無しさん (2017-08-20 02 05 16) 2では段々素になっていったから4話で死亡は本当に悲しかったわ…エンディングで更に泣いたわ…… -- 名無しさん (2017-08-20 11 08 24) 1と2のグレグソンは別人のような態度が変わった気がする。結構なテコ入れが入っている。嫌いじゃないけど -- 名無しさん (2017-08-26 11 15 54) 「零体として、ジーナを心配する姿を見せていた」とあるが、あれは生前の台詞のように思えるのだが… -- 名無しさん (2017-08-26 11 20 09) まさかエンディングに出るとは。1ではそう思わなかったけどやっぱり優秀な刑事だったんだな -- 名無しさん (2017-09-11 10 08 13) 2の後だと1-5の行動もそのあとクログレイを叩きのめすつもりで行動していたんだろうなって思った。グレグソンに取引もちかけた時点で詰んでたなクログレイ -- 名無しさん (2017-09-19 21 48 15) 死神の一員だったのもヴォルテックスの言葉に乗せられたせいだと思うし、記事にも書かれている通りに最初は断っている。死神としての活動には嫌気を指していたからあの司令の後にイギリスを去るつもりだったんだろうな…ジーナと共に -- 名無しさん (2018-01-05 15 12 16) コメント欄を上から見ていくと人気の逆転っぷりがすごいなこのキャラ -- 名無しさん (2021-02-14 01 48 46) エンディング後の台詞で泣いたわ。 -- 名無しさん (2021-06-26 13 44 38) 2のエンディングで登場するけど、何気にスタッフロールに故人が登場するのはシリーズ全体で見てもグレグソン刑事だけなんだよな -- 名無しさん (2021-12-01 23 20 59) 一人で汚れ役背負いながら改心させた次世代に刑事魂を託していくのは、ハードボイルド感あって良かったわ。ジーナには自分みたいな暗い道を進んでほしくなかったんだろうな。 -- 名無しさん (2022-04-26 00 04 27) 2で評価上がってたんだ…意外だ。自分は1のほうが評価マシだったな。何せ尊敬してたらしいバンジークスの不穏な噂を隠れ蓑にしつつ、殺人ほう助してたような奴だし。そんな奴がEDで刑事魂とか言い出してびっくりしたよ。 -- 名無しさん (2023-05-13 11 15 06) 一見すると間抜けヅラで三枚目キャラなのに正体は秘密警察のメンバーなんて惚れるしか無い -- 名無しさん (2023-10-11 16 35 34) ↑↑バンジークスもそう思ってたから尊敬してるとか嘘やろってなったんだと思うし司法関係者全員信じられなくなってたのだと思う。 -- 名無しさん (2023-11-24 00 42 29) グレグソンもクリムトも玄真もやってること自体は司法を無視した殺人以外の何物でもないから、いくら信念があっても司法の腐敗を助長してる側でしかないって言う -- 名無しさん (2024-04-29 21 39 27) 所詮犯罪者のくせに偉そうにジーナに刑事の道を説くクズと見るか、司法の理想と現実、軋轢の狭間の中でそれでもジーナに未来を託そうともがき苦しんだと見るかはその人次第 -- 名無しさん (2024-05-14 10 19 15) 自分が司法を蔑ろにする犯罪者なのもジーナをそうさせたくない信念の刑事なのも両方ともグレグソンの一面だからな -- 名無しさん (2024-05-14 12 36 25) 名前 コメント
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2022年総評案1 大賞 ホームメイドスイートピー 【2022】 クソゲーオブザイヤーinエロゲー板 総評審議所 https //jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/58649/1675519237/ 2:名無しさん:2023/02/28(火) 08 58 47 HOST M106072032192.v4.enabler.ne.jp ※総評1 ◆FGm7hqbc.Y 商業エロゲー市場の縮小が叫ばれる昨今、クソゲー界にもその余波は押し寄せ、商品未満の手抜き、ユーザーを舐め腐った裏切り、そんな邪悪な姿勢の先鋭化が止まらぬ2021年にあって、エロゲーへの不滅の情熱を見せつけてくれた『Cuteness』はまさに希望だった。 俺たちはまだ、全力で前のめりに轟沈するクソゲーを味わうことができる。 志さえあれば、クソゲーの火は潰えない。 そんな一筋の光にも似た何かを追い求め、2022年もKOTYeはその歩みを止めることはない。 しかしながら、歩めども歩めども、選評が届かないことには始まらないのがKOTYeである。住人たちはいきなりの飢饉に襲われていた。 年が明け、例年であれば年度末の魔物の話題が出始める時期になっても、選評はおろか、クソの気配を感じた住人たちによる一次情報すらほぼなしという有様。 もしかすると、この世からついにクソゲーがなくなってしまったのだろうか……。 常々住人たちが口にする「クソゲーがなくなるのはいいことです」という文句、果たしてそれが実現した世界は天国か、あるいは地獄か。 そんな恐怖に住人が震え始めた5月末、ようやく今年一発目の選評が届いた。 KOTYe開闢以来、最遅記録の更新であった。 一番槍の栄誉をつかんだのは、Luna Prismよりリリースされた『官能小説家』である。 官能小説家である主人公のもとに届いた欲求不満な人妻からのDMに端を発する、人妻寝取りモノを匂わせたロープラ抜きゲーである本作。 ただ残念なことに、いきなりヒロイン側からがっついてくる姿勢や、自分の妻に執着を見せない旦那のせいで、寝取りものとしての盛り上がりは薄い。 Hシーン自体も素材不足が明らかな上に、テキストと画面の連携も拙く粗さが目立つ。 またシステム面にも問題を抱えており、Hシーンごとに大元のボイス音量がまちまちで調整が必要であるにも関わらず、なぜかSEとBGMしか音量変更できないコンフィグ画面、文字数制限がないために、かの『部室』のような遊び方が可能になってしまった名前設定機能など、仕上がりは上々。 参考用に上げられた画像に映し出された、「ずっぷ!」の文字に侵食されたテキストウィンドウは、住人たちにクソゲーの喜びを思い出させてくれた。 商品レベルとして許される最低限のラインを全方位でぶっちぎりつつも、一握りの笑いを添えていくその姿勢は、今年の一番槍にふさわしい優等生であったといえよう。 そして一本目が届いてしまえば蟻の一穴よろしく、続々とクソが押し寄せてくることとなった。 双子のメスガキを分からせるというコンセプトにも関わらず、分からせる前からとっくに堕ちていた『リンパにATATA!』は肝心のエロシーンがボリューム不足だったり、雑すぎる低レベルな罵倒で自身の存在意義を見失い、『イキ過ぎ異文化交流~清楚人妻NTR堕ちっ!~』は、異文化交流もNTR要素も極薄の仕様で完全な出オチになり下がった。 ちなみに『官能小説家』を送り込んだLuna Prismからは、同日に『羞恥隷嬢学園』というタイトルもリリースがされており、案の定同様の病巣を抱えていたことから、きっちりエントリーを果たす結果となった。 連続する初夏の恵みに、住人たちは沸き立った。 半年に渡る飢饉で弱りきった住人たちに優しく染み渡るクソは、彼らの体を大いに潤した。 ただ同時に抱く懸念。そう、薄味すぎるのだ。 昨年までのトレンドである素材ボリュームのごまかし、雑なシナリオ、ジャンルへの不理解、確かにそのあたりはきっちり押さえてきている。 しかし、それだけでしかない。 教科書通りのクソ要素など持ち合わせていて当たり前、そういう手抜きで雑に薄く仕上げられたクソどもは、確かに健康にはいいのかもしれない。 ただ残念ながら、我々が求めているのはそんな精進料理ではない。 もっとギトギト濃いめ、ジャンクで業の深い命を削って味わうようなクソが欲しい。 2022年のクソゲーは、いったいどうなってしまうのか…。 そんな思いを知ってか知らずか、以降もクソゲーたちは攻撃の手を休めることはなかった。 夏真っ盛りの8月初旬、意外なところから届いたのが『ジュエリー・ハーツ・アカデミア』だ。 近年は優良なシナリオで継続して高評価を獲得しているきゃべつそふとからのエントリーである。 本作が抱えていた問題点は大きく2点に集約される。 一つはバトルシーンがしょぼいこと。 従来の路線から一転、バトルシーンが多く挿入されているのだが、シーン数の数のわりに素材が貧弱であり、演出があまりに変わり映えなくお粗末であった。 結果、延々と似たような場面が展開してしまい、間延びした画面からは爽快感など皆無、やるならもっと気合い入れてやれと言わざるを得ない。 もう一つは、一本道シナリオの失敗。 もちろん一本道だからすなわちクソというわけではない。 このスタイルで傑作を送り込んできたブランドは過去に数多く存在する。 本作の問題は、個別ルートを犠牲にしてまで見せたかったその展開がグダグダすぎるところにある。 特に最終盤は、ヒロインを犠牲にしてラスボスを倒しビターなエンディングという流れから、やっぱそれなし! と言わんばかりに時間を巻き戻し、突如降って湧いたチートパワーでラスボスを殴り完全勝利に書き直すという力技をやってのけ、ユーザーを悪い意味で唖然とさせた。 ただし、それ以外の部分はよくできているという評価もあり、チャレンジングな部分がことごとく不発だったと考えるのが妥当であろう。 加点方式であれば良作、減点方式であればクソという極端な仕上がりであったようだ。 続いて這い出してきたのがCitrusからリリースの『保健室のセンセーと小悪魔な会長』だ。 本作は「保健室のセンセーとシャボン玉中毒の助手」から続く「保健室のセンセーシリーズ」の流れをくむ3作目にあたる。 要素を個別に見ていくと、シナリオ自体の出来はまずまずで、キャラもかわいい、その他バグなどもなしと、一見ここに来るべきではないクオリティに思われるのだが、圧倒的に売り方が下手すぎた。 先に「シリーズ」と表記したが、実態としては前作までのストーリーを踏襲した上でのルート分割販売となる。 ここで問題視されたのが、誰も快適にプレイできないという点だ。 3作ともプレイしているユーザーは共通ルートを3回見せられて不便であるにも関わらず、3作目からプレイしたユーザーは過去2作の個別ルートの内容を前提としたストーリー展開に面食らう。 加えて、頻出のキャラであっても脇役には容赦なく立ち絵を与えないという素材のケチりようも残念さに拍車をかける、詰めの甘さが実にもったいない仕上がりであった。 クソゲーの夏はまだ終わらない。 ダメ押しとばかりに登場したのが、アトリエさくらが送り込んできた『寝取られ姉妹、美亜と悠美~繰り返される恋人強奪』だ。 かつて付き合っていた恋人・悠美を目の前で寝取られ、それがトラウマとなっていた主人公だが、偶然出会った悠美の妹である美亜と交際を開始、次第に心の傷も癒えていくものの、なんと美亜までもが悠美を寝取った男に寝取られてしまい…という、まさにタイトル通りの概要である。 本作の問題点は、人間関係の描写が薄すぎて寝取られ感を味わうだけの感情移入がまるでできなかったところにある。 悠美との過去回想はすでに付き合っている状態でのスタートであり、美亜と付き合うに至った経緯は主人公のモノローグ中にせいぜい10クリック程度描写されるばかりだ。 ヒロイン自体も、なかなかに面倒くさい性格の悠美はニッチ狙いすぎるし、美亜は絶妙な存在感の薄さで、彼女たちへ愛着を覚えるのは困難を極めるだろう。 愛着への共感の欠如は寝取られというジャンルにとっては致命的であり、そもそもの根本を揺るがしかねない。 挙句の果てに、間男が微妙にいいやつで憎みきれないという報告まで上がり、ここまでのジャンルへの不理解は寝取られ専門ブランド的には死活問題ではないだろうか。 過去のKOTYeにも似たような理由でエントリーを果たしていたアトリエさくらであったが、あまり過去に学ぶという発想はないようである。 それどころか、その後も8月から10月にかけて追加で『今夜もあいつに抱かれる彼女』『愛する恋人を大嫌いな旧友に寝取られた件 ~上司で恋人の強気な彼女』『寝取られの教壇~教え子に奪われた愛する恋人』が3本連続で、その後もさらに『裏切りの寝取らせ 心まで堕とされてしまった最愛妻・愛依奈』『ギャル妻・アンリの寝取らせプレイ 他の男の物を咥え、楽しそうに報告をする俺の妻』の2本がエントリーを果たす異常事態となった。 同一ブランドによる年間6本のエントリーはもちろん過去最多の新記録であり、来年以降へのさらなる躍進にいやが上にも期待は高まるが、彼らがいったいどこを目指しているのかは全くの不明である。 そして来る、秋本番。 実りの季節を迎え、ここで明らかに潮目が変わる。 クソであることは間違いがないのに一線は越えない煮えきらなさに歯がゆさを感じていた住人たちは、これまでが今年の前菜に過ぎなかったということを思い知ることになる。 まず襲来したのが『オトカノ ~おとうとの彼女が文系で強め!?~』だ。 North Boxは昨年の『エルフのお嫁さん』から見事2年連続での参戦となった。 ドタバタギャグ+入れ替わりな三角関係の恋愛ADVと銘打たれた本作は、そのジャンル名通り、彼女と姉の人格が入れ替わってしまった主人公たちのドタバタを軸に展開していくのだが、その何もかもが美麗なCGの足を引っ張る要素にしかなっていない。 まずこの入れ替わり要素、実は幼少期にすでに恋人と姉は入れ替わっており、今回の入れ替わりで元に戻っただけというオチなのだが、作中であまりにも匂わせが過剰すぎ、全く意外感がなく茶番になり下がった。完全に伏線の張り方を間違えていると言わざるを得ない。 しかも、弟とは結婚できないなんて! と入れ替わりの原因を作った当の実姉本人が、せっかく入れ替わりを果たしたのに全く主人公にアプローチをしてこなかったり、不要な復讐設定を盛り込んでユーザーの好感度を下げにきたり、設定の詰めや処理の甘さも目立つ。 ドタバタギャグについては、一昔前感が強いパロディネタや「(エ エ)←こんな顔で~」という具合の顔文字ネタなど、単純に笑えないだけにとどまらず、本人は流行りに乗れていると勘違いしているおじさん感が隠しきれておらず非常にキツい。 また、先に美麗なCGと述べた部分についてだが、確かに立ち絵や一枚絵はクオリティが高い。しかし、そこになぜか極端に完成度の低い、というか完全にラフレベルの素材が混入している。 なまじ主だったCGが高品質なため、そのクオリティの落差に住人達もさまざまな推測をしたが、真相は闇の中である。 せっかくの美麗なCG素材という上等な食材を持っていたにもかかわらず、余計な要素をぶちまけて台無しにしていく姿勢は前作のエントリー時からしっかり継承され、どこに出しても恥ずかしくない正当退化作品に仕上がった。 フルプライスの重厚感あるクソの襲来に、スレが沸き立ったのは言うまでもない。 そしてスレが適度に温まったのを見計らったかのように、大物たちが続々と参戦をしてくることとなる。 続いてやってきたのは、しるきーずこねくとからリリースの『ホームメイドスイートピー』だ。 赤の他人同士の主人公とヒロインたちが疑似的な家族を形成するという設定に、巷では「家族計画の再来か!?」と、かつての傑作を引き合いに期待が高まっていた本作であるが、ふたを開けてみれば、かの傑作と比べるのもおこがましい代物であった。 先述の通り、本作は赤の他人同士が疑似的な家族関係を持ち、それぞれの関係性を家族の役割に落とし込み絆を育む物語…になるはずだった。 しかしてその実態は、とにかく話を進めるために延々とちぐはぐでつじつまの合わない言動を繰り返す登場人物たち、ドヤ顔で見当はずれな言動ばかりの主人公、その場その場で話の帳尻を合わせるためにライブ感満載で付け加えられるその場限りの後付け設定に、結局つじつまは合わないシナリオ、挙句の果てにはそれすら放棄して「なんかそんな気がした」で済ませようとするご都合主義と、住人たちが目にしたのは構成という概念を次元の彼方に置き去りにした何かだった。 まず主人公だが、大学4年の春に一人暮らしを始めるための部屋探しのため、目的の駅に17時に降り立ち、そこから不動産屋探しを始め、そこで初めて部屋を借りるには保証人が必要という世間のお約束に気づくという奇行をぶちかましてくる。とてもではないが突っ込みが追いつかない。 プロローグでこれである。ちなみに宿の予定も当然ない。 ヒロインはヒロインで、両親不在で転校手続きはおろか教師との三者面談まで難なくこなす小学生、ぺーぺーの若手が町内会のお祭りを主催・運営をした功績で上司ともども出世できたり、プライベートの飲み会の帰りにタクシーの領収書を切れる謎企業に勤めるOL、両親の行方や自分の家も思い出せなくなるレベルの家出をかまし、死んだ兄から時空を超えた手紙を受け取るギャルJK、担ぎ込まれた病院でなぜか全然関係ない不妊の診断を受けその原因まで明らかになってしまう小説家など、実にバリエーション豊かで大変に支離滅裂である。 加えて疑似家族の絆が描かれると期待されたシナリオも、過程も理由も特になく非常に軽いノリで各ヒロインが参加を決定し、特に家族として何をするわけでもなく唐突に恋人関係になりそのまま即Hシーンという、お前ら家族はどうした家族はと突っ込まざるをえない。 他にも、何も考えずに他で見たよさそうなパーツをとりあえず持ってきて継ぎ接ぎしたんだろうなと思われる部分が多く見られ、特にHシーンでヒロインが吐く吐息にだけなぜかモーションを付けてしまったところなどはそれが顕著であったことから、チェイサー大佐と揶揄されてしまった。 ちなみに余談だが、チェイサー大佐とは、子供向けアニメに喫煙シーンを映せないアメリカでアニメワンピースが放映された際のスモーカー大佐の名称である。葉巻を取り上げられ謎の煙を口から吐く彼の姿は、なるほど確かに本作のヒロインたちそのものであった。 CGは良好、目立ったバグもなく、シナリオの不出来さただ一点で勝負するストロングスタイルがこの令和の時代に拝めたことに、住人たちは歓喜した。 だが直後、クソゲーのジャンクさに脳髄を痺れさせる彼らに冷や水を浴びせかけるような新たなクソの報告が届く。 やってきたのはLump of Sugarからリリースの『ゆまほろめ ~時を停めた館で明日を探す迷子たち~』だ。 リリース直後からちらほらと危険視はされていたものの、まあランプだしとスルーされていたところに検証のメスが入り、その実態が明らかとなった。 本作をざっくり説明すると、精神世界に存在するらしい謎の館に迷い込んだ主人公たちが、館の探索をしたり探索をしたり、探索をしたりするいわゆる館モノである。 基本的には全方位、商品ラインギリギリに見える風に作られているのだが、残念なことに致命的な点を抱えていた。 すなわち、探索をしすぎたのである。 本作のシナリオの7割以上は探索に割かれ、探索→何も見つからない、という流れを延々と繰り返し続ける。 作中では時間が止まっているという設定だったが、止まっているのは登場人物たちの思考であったようだ。 しかも、この賽の河原式の虚無を乗り越えた先にユーザーを待ち構えているのは、とってつけたようなヒロインの問題を主人公が一喝して解決するという、実にチープでインスタントなオチであった。 一応、センターヒロインであるミーナにはグランドエンド的なものも用意されているが、こちらはオチへの匂わせがきつすぎ、今更感がぬぐえない結果に終わってしまった。 ただでさえ薄いプロットを探索パートで限界まで希釈した極薄カルピス作戦に、住人たちは戦慄した。 そんな特濃ジャンクから虚無への温度差に混乱する住人達に箸休めなどさせまいと、続いてやってきたのがCalciteからリリースの『気になるあの娘はえろちゅーばー!』である。 近場にネット配信者がいるっぽいから正体暴いてエロいことしようぜ! という本作、それ以外の部分があんまりにもあんまりすぎた。 Hシーン以外のシナリオ展開があまりにも強引すぎ、必要な情報を出すための会話がお互い相手のボールを捕球するつもりがない電波なキャッチボールになってしまったり、完全にエスパーすぎる推察や、都合のよすぎる話題が都合のよすぎるタイミングで相手の口から出てきたりと、これがご都合主義だと言わんばかりの光景がユーザーを襲った。 登場キャラが何を言っているかはわからないが、一つ確かなのは制作陣が「配信者によるエロいこと」以外はまったく作る気がなかったのであろうことだ。それだけは理解ができる。 潔いといえば潔いが、それにしたって最低限のクオリティというものがあるだろう。 雑な作りに定評のあるCalciteが、今年もしっかりやってくれた格好だ。 例年にないスロースターターぶりから尻上がりに調子を上げてきた22年KOTYe。 迎えた年末であったが、期待作たちは残念ながらエントリーできるクオリティではなく、実におとなしいものであった。 ……のだが、年が明け、申し開きの気配もないまま住人が22年を振り返りだした頃、遅れてやってきた年末の魔物、いや悪魔が、あろうことか住人の福袋に潜り込んでいた。 バチあたり極まりない奇襲を仕掛けてきたのはWendyBellからリリースの『悪魔と夜と異世界と』である。 本作はおそらく、伝奇系バトルとなろう系の合いの子なのではないかと思われる。 というのも、あまりにもテキストのクオリティが低すぎて、それが遺憾なく発揮された作品紹介のあらすじを読んでも、本作がどんな作品なのかさっぱり理解ができないのだ。 それはもちろん本編も同様で、感感俺俺的なくどい言い回しがあったかと思えば、主語が足りていなかったり、あるいは過剰にあったり、中二病を拗らせたようなメタい発言をこれでもかとぶち込んできたり、とにかくキツい。 そんな有様であるから、バトル描写についてもお察しいただきたい。 CGも順当に低クオリティで、さっぱり勢いを感じられないバトル用のCGよりも、ヒロインのキス顔アップCGの方がよほど迫力があるという、なんとも皮肉な状況であった。 しかも、フルプライスで60枚という寂しめの枚数には立ち絵を流用したものまでカウントしてしまっているので、こちらも数字以上の残念さである。 これらにやたらと古臭いシステム周りが相まって、15年20年前の作品と言われても違和感がない仕上がりとなってしまった。 11月にリリースされたものが福袋に打ち込まれるだけの何かは持ち合わせているのだろうと覚悟はしていたが、まさかここまでのものは想定しておらず、しまいには錯乱した住人達によるあらすじの日本語添削大会が開催されるに至ったのは、一周まわって微笑ましい光景であった。 申開きにはもう1本、SAGA PLANETSの『AMBITIOUS MISSION』も滑り込んだ。 こちらは体験版部分で見せたガジェットを駆使するスリリングな怪盗劇が、話が進むにつれて世界観がバリツ無双のギャグ時空に吸い込まれていき、そのギャップが大変な顰蹙を買ってしまった。 実績あるブランドであっても、期待されたものを期待されたとおりに作り上げる難しさを、改めて我々に教えてくれた格好だ。 さて、2022年のKOTYeを振り返ったところで、さっそく大賞を発表しよう。 22年の大賞は『ホームメイドスイートピー』、次点は『ゆまほろめ ~時を停めた館で明日を探す迷子たち~』『悪魔と夜と異世界と』とする。 ここ数年の流れであるが、今年も例に漏れずユーザーを舐め腐った手抜きの姿勢が目立つ1年であった。 その際たるは「NTRってこんな感じにしとけば喜ぶんでしょ?」と言わんばかりにジャンルへの不理解を示してくれたアトリエさくらなどの一団である。 ユーザーへのウケなどは度外視で、それっぽく見えるハリボテを作る最低限のラインを探ることに全身全霊の姿勢を見せつけてくれた。 それだけに飽き足らず、虚無による水増しで強引にフルプライスまで価格を吊り上げてみせた強欲さを称え『ゆまほろめ ~時を停めた館で明日を探す迷子たち~』を次点とさせてもらった。 さて残る2本であるが、いずれも手抜きや不誠実さ、そういう次元にとどまらないクソぶりを見せてくれた。 『ホームメイドスイートピー』はその圧倒的な構成力と整合性の欠如で、『悪魔と夜と異世界と』は絶望的なまでの古臭さ、素人臭さで、クソゲーのクソゲーたる底辺を体現している。 では、この2本の明暗を分けたものは何か。 それは「誰のためを思って作られているか」という点である。 確かに『悪魔と夜と異世界と』は擁護のしようもない、まごうことなきクオリティのクソだ。 だが、この中学生が初めて書いた「ぼくのかんがえたさいきょうのラノベ」的なテキストからは、書いた人間のオナニーの形跡が見て取れる。 すなわち、ユーザーを置き去りにして本人だけが気持ちよくなっている気配が漂うのだ。 客観的な視点というものを持ち合わせているなら、こんなものが日の目を見ることはなかったであろう。 一方で『ホームメイドスイートピー』である。 残念ながら、何を狙って作っているのか全く見えてこないし、当初のコンセプトが描き切れているとは到底思えない程度にはぐっちゃぐちゃだが、考えようによってはユーザーを喜ばせるために、他作品の面白かったところをひたすらにかき集めてぶち込んだ結果とも見て取れる。惜しむらくは、壊滅的にそれらを構成しきる力が無かったのだ。 シナリオ以外にも目をやれば、十分以上のクオリティのCG、それなりに用意された立ち絵の衣装差分やポーズ差分、意図は分からないが住人を模した人形の演出や暴走気味のポエム演出など、ありったけの思いを詰め込もうとした形跡だけは散見される。 ただそれが、全く効果的ではなかっただけなのだ。 これだけの情熱がありながら完膚なきまでに空回りしきって見せたその姿は、昨年の『Cuteness is justice』を彷彿とさせるものがある。 良ゲーとクソゲーは表裏をなす存在だ。 光あるところに闇があり、光が強くなればそれだけ闇も濃くなる。 それはすなわち、エロゲー業界全体が盛り上がり良ゲーが生まれれば生まれるほど、その裏ではクソゲーもまた生まれるということだ。 その点で考えれば、2022年前半のようなクソゲーが全くないという状況こそ、我々だけではなくエロゲー業界全体が真に恐れるべき事態ではないだろうか。 良ゲーは良識あるユーザーが消費してくれる。 ではクソゲーは? 安心してくれ、それが全力で前のめりな姿勢を保ち続けている限り、我々がいくらでも食いつくしてくれよう。 その思いを新たにさせてくれた『ホームメイドスイートピー』にこそ、2022年の大賞はふさわしいと判断した。 依然としてエロゲー業界の見通しは不透明だ。 我々もいつまでクソゲーを食らい続けられるかはわからない。 しかし、希望だけは持ち続けよう。 それさえあればきっとこれからも、KOTYeの歩みが止まることはないだろう。 最後に、チェイサー大佐ことスモーカー大佐の名セリフを借り、2022年KOTYeの締めとさせていただく。 「おい君、しるきーずこねくとの社員共に伝えてくれるか。クソ喰らえってな!」
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2011総評案2 大賞 学園迷宮エロはぷにんぐ! ~イクぜ!性技のダンジョン攻略~ クソゲーオブザイヤーinエロゲー板 27本目 301 名前:総評の人2 1/8 ◆emBAlUISBg [sage] 投稿日:2012/02/01(水) 15 06 25.54 ID 2Q4H54v50 クソの山なれど、登り極めんとするならば一筋縄ではいかないのがKOTY。 今年も実に多彩なクソたちが咲き乱れた。 各々が様々なアプローチでもって頂上を目指した彼らの挑戦を振り返ってみよう。 年明けから春にかけて猛威をふるったのが、「伝統主義」の作品群の波状攻撃である。 この「伝統主義」は、基本に忠実に、スタンダードなクソ要素をADVに満載したスタイルを基本とするクソゲー界の優等生である。 定番ともいえるクソさを網羅する手段を取るため、インパクトに欠けるが、ジャブも重ねればダウンを狙えるように、 小さなクソ要素も、積み重ねれば大賞を狙える。 ある意味で堅実なその姿は、大賞への一番の近道とも言えるだろう。 2010年の熱冷めやらぬ一月、早速やって来たのは1/28の『令嬢の秘蜜』 誤字、虚偽の製品仕様、差分無しのCG、決して100%にならない回想、BGMの流用、このあたりは当然のごとく完備している。 中でも、本作において特筆すべきはたたみかけるような怒涛のクソ展開だ。 以下はプロローグからの抜粋である。 一日目、媚薬入りの紅茶を飲ませSEX 二日目、媚薬入りの紅茶を飲ませオッパイぱふぱふ 三日目、媚薬入りの紅茶を飲ませSEX 以降もひたすら媚薬入りの紅茶を飲ませ続ける主人公。 結局最後までインモラルADVの片鱗すら見せつけることのないまま、唐突に訪れるとってつけたようなエンディングはどこまでも投げやりで それがマスターアップ後一切更新されることなく放置された公式サイトの寂寥感とダブって見えるのは気のせいではないだろう。 二月は2/25の『コイ★カツ!』 本作は「伝統主義」において近年主流となりつつある「手抜き」に力を入れた仕様となっている。 ヒロインと主人公が惹かれあう過程は可能な限り排除され、ルート決定後はひたすらエロシーンの連続、加えて整合性を無視したCGとテキスト、 無名声優によるたどたどしい演技、安っぽいBGMに不愉快な主人公などのポイントもしっかりと押さえている。 無難なクソさという他言葉が見当たらない。 外側だけある程度整えているので遠目にはそれっぽく見えるが、近づいてみればなんてことはないただのハリボテである。 「安心してプレイできる正統派クソゲー」は、「伝統主義」まっただ中の本作にとって最高の賛辞であろう。 三月は3/31の『とらぶる@すぱいらる』 本作も「手抜き」の範疇に含まれるのだろうか。 プロットの段階で空っぽなのは大前提で、本作は特にテキストの気持ち悪さが際立っている。 会話の成り立たない妄想主人公の鬱陶しさ、ちょっとしたマイナスポイントとのギャップ演出を狙ったつもりが、マイナスポイントばかり強調されてしまった ヒロインたちの壊滅的なまでの魅力のなさ、そしてそれらを前面に押し出すべく展開されるワンパターンな日常シーンが不快感を増幅させる。 噛めば噛むほど吐き気を催すビーフジャーキーがあるとすれば本作の名前をつけるべきだろう。 ギャグを狙った日常シーンをことごとく外し、ひたすらに寒いかけ合いを延々と消費しなければならないこれは一つの拷問である。 しかしながら、外れの萌え系作品ではよくあることという理由で、相対的に見て「そこまでクソじゃなくね?」という評価に落ち着き、 改めて住人の感覚がおかしくなっていることを露呈するにとどまった。 四月は4/8の『勇者と彼女に花束を』 「伝統主義」四連投の最後を飾る本作は、まさに破壊的というに相応しい威力を伴ってスレを襲った。 空っぽのシナリオ、誤字脱字、ガタガタの前世紀レベルのシステム、人体構造を無視したCG、音声ミスなどなど、 当然基本は抑えているのだが、加えて強烈なネタ性が、本作をただの「ストロングスタイル」とは一線を画するものへと押し上げている。 先に上げた不備を改善すべくメーカーであるKLEINはパッチを配布した(それでも焼け石に水であったが)。 だが、困ったことにそのパッチを当てると、一部のCGが改悪されるのだ。 具体的にはヒロインの一人であるシンシアの立ち絵が「限りなく別人に近い同一人物」になる。 進行不能で我慢するか、劣化立ち絵で妥協するか、まさに究極の選択だ。 無論、進行不能で惜しむほど価値のあるストーリーなど存在しないのであるが。 加えて、本作がスレを湧かせたもう一つの要素として、体験版を簡易製品版へと進化させる裏技が存在することが挙げられる。 公式に配布されている修正パッチを体験版に当てると、なんとエピローグまでプレイ出来てしまうのだ。 インパクトに欠ける教科書通りの優等生「伝統主義」に、二つの強烈な個性が加わるによって、本来のクソさを一層際立たせ、 ありがちなクソゲーは戦士へと変貌を遂げた。 「伝統主義」の脅威が去ったのもつかの間、春から初夏にかけて3D元年といわれた2010年の余波がkotyeにも押し寄せた。 すなわち、「3D」の襲来である。 まずは3/31の『修羅恋~SeeYouLover~』 本作の売りとして二点挙げられているのが「街中でヒロインと仲良くなってからのエロシーン」と「修羅場での女の子同士のバトル」である。 しかし残念ながら、その両方がことごとく残念な仕上がりだ。 街中でヒロインと仲を深めようにも、ステレオタイプイメージをなぞっただけのキャラクターはどこまでも薄っぺらく、 物語が存在しないため各ヒロインの過去を掘り下げるなんてこともない。 加えて、会話をしようものなら数パターンしか用意されていないごく短いやり取りが繰り返される。 エロシーンには演出というものが欠如しており、適当に繋ぎ合わされた音声から一を聞いて十を知る脳内補完能力がユーザーには要求される。 バトルにおいても、今日日小学生でももっと達者だろうと突っ込みたくなる低次元な罵り合いが延々と続くのみだ。 本当に主人公を取り合う気が彼女らにはあるのだろうか。 また、取り合いはヒロイン間のみではなく、時には主人公がヒロインを奪い取らなければならない。 本作には間男が一人登場する。 主人公とヒロインの恋路を邪魔する茶髪の彼は、全くしゃべらず、都合が悪くなると殴ってくるという、本物以上の低能DQN仕様。 非常にモブ臭い出来だが、他にモブは存在せず、主人公とヒロイン以外では彼が唯一の登場人物である。 これに安っぽいフィールドのテクスチャや限定的な移動可能箇所が合わさり、まさしくユーザーにとっての修羅の世界が展開された。 次にやってきたのが5/27の『恋愛+H』 『修羅恋』から立て続けのTEATIME作品であるが、「18禁ラブプラス」との前評判に、「なんだこっちが本命か、修羅恋なんてなかった」と 心躍らせたユーザーを待ちかまえていたのは、「修羅恋」を越える修羅の世界だった。 なんとこのゲーム、セーブという機能が存在しない。 バグでセーブできないという意味ではなく、最初から仕様として搭載されていなのである。 つまり、一度ゲームを開始したら、クリアするまでプレイしないといけないというファミコン時代のクオリティである。 後にパッチが公開され、なんとかセーブ機能を搭載し、かろうじてゲームとしての体裁は整えたものの、屋外限定で体位を変える度に性格もランダムで変わるエロシーン、 頻発するロード、超絶難易度のミニゲームなどのインパクトが住人達に与えた衝撃は計り知れない。 『修羅恋』から引き続き、やる気のない前時代レベルの背景も健在であり、ついに追加されたモブもシルエットで、しかも一部にはあたり判定すらない。 あるクソ要素がゲーム全体をクソゲー化させているのではなく、全面的にクソをかき集めてゲームの形にしたのが本作である。 問題があるのではない、問題しかないのだ。 セーブできるだけでありがたいと思える、この恐ろしさを分かっていただけるだろうか。 5/27にスレを襲ったのは『恋愛+H』だけではなかった。 二本の「ゲーム」の襲来である。 ADVが主流であるエロゲ―業界において、ちゃんとしたゲームを搭載するというのはそれだけで尊い試みだ。 しかしその挑戦が空回りし、あろうことかユーザーに牙をむいたという結果は、ただただ無念である。 一本目は安定して安価なバカゲーを量産するsofthouse-sealからのまさかの刺客『変態勇者の中出し英雄記』 同ブランドのRPG初挑戦ということもあり、バランス調整に失敗している。 序盤に30しかHPがないのに、最低でも4ダメージを与えてくるモンスターが五体出現した時の絶望感といったら。 加えて深刻な毒ダメージ、町では可能なのになぜかワールドマップでは出来ないダッシュ、キーボードオンリーの操作環境等々、 全体的に荒っぽい作りになっており、さながら周りすべてを傷つけずにはいられない面倒な思春期少年のようなその出来は、 「リアルな冒険を再現する演出」と揶揄された。 二本目は『まままーじゃん』 脱衣麻雀という開拓し尽くされたと言っても過言ではないジャンルにおいてしっかりとやらかしてくれた。 脱衣麻雀とは、麻雀で対戦しその結果如何によって対戦相手を脱がし、エロい思いをしようという夢とロマンにあふれた知的遊戯であるが、 本作に知性は欠片も感じることは出来ない。 AIが徹底的にアホであることはもはや突っ込むまい。 ここにおいてはあまりに些細に過ぎる問題だ。 本作における脱衣麻雀の問題点は、服を脱ぐのが四人打ちで最下位のヒロインであるところにある。 半荘の最下位が、しかも一枚だけ。 ヒロインは四枚の服を着ており四回、そこからエロい事をするためにさらに二回の半荘を戦わなくてはならない。 しかもヒロインは三人おり、全部で六つあるエロシーンのうち二つを回収すると強制的にエンディング送りになるため、最低でも三周が必要と、絶望的に時間がかかる。 そして本作最大の問題点だが、それらしい痕跡は見受けられるものの、セーブ機能が実装されていない。 これだけ絶望的に時間がかかる作りでありながら、中断は許されないのだ。 なお、比較的早くパッチが配布されセーブは実装されたが、何故それを二年以上の延期を経た発売日までにできなかったのか。 少々理解に苦しむ。 しかしまさか、同じ日にセーブ未実装のゲームが二本も同時に発売されてしまおうとは、完全に我々の理解の外側である。 そして、スレ住人誰もが待ち望んだあいつがやってきた。 春先まで猛威をふるった「伝統主義」における絶対王者にして、KOTYの顔ともいえるあいつが、今年もついに動き出したのだ。 奇しくもそれは『恋愛+H』『変態勇者』『ままま』と同じ、5/27発売であった。 この日発売されたもう一本のソフト『美衣菜△です!』 これを送り込んできたあいつとは、そう アーベル 2011年のアーベルがついに動き出した。 ブランド名こそ「FIANCEE」であるが、中のスタッフや事務所の住所は紛うことなきアーベル。 しかしながら内容については、アーベルの匂いこそ感じさせるものの、育成の意味がほとんどない、CG数が少ない、 主人公の浮気が回避不能、程度にクソさが抑えられており、むしろアドオンがない分進歩すら感じさせる。 ただし、冷静に考えてクソと言われれば否定しがたく、アーベルはやはりアーベルであった。 この四本のクソが同時降臨した5/27という日の悪夢は、永く語り継がれることだろう。 そして八月、再びのアーベルである。 やってきたのは『ゾンビの同級生はプリンセス -不死人ディテクティブ-』 本作の売りは、テキスト中に現れるピンク色の文字をクリックすると別視点のシナリオにジャンプすることが出来るという「探偵ハイパーリンクシステム」なのだが、これがクソである。 このリンクを見逃したりして読み飛ばしてしまうと、その視点でのシナリオをもう一度最初から読み直さなければならず、 バックログで戻ろうにもそこからはリンクできず、スキップで問題の場所まで飛ばそうにも当然無視される。 結果として、非常にゲームテンポを悪くすることになってしまった。 さらに今回もアドオン頼りの姿勢は変わらず、ソフト単体だと四時間程度で終了する全二話の構成になっている。 二話分追加される予定であったアドオンも、何故か第三話が追加されたところで終了し、四話目が無かったこととなった。 これをフルプライスで売りつけるアーベルにはさすがと言うほかないが、これに対し「ああ、いつものアーベルだな」で済ませてしまう住人たちも大概末期である。 例の魔の5/27以降、いくつか小粒の報告があったものの、これといって目立ったものは『ゾンビ』のみであり、 住人たちも充実しすぎた上半期に、この中から大賞を選ぶものだと半ば思いこみつつあった。 そんな晩秋、あわてんぼうの年末の魔物は、12月前にやってきた。 11/25、「ゲーム」方向からの三本目『学園迷宮エロはぷにんぐ学園迷宮エロはぷにんぐ! ~イクぜ!性技のダンジョン攻略~(パッケージ版)』である。 半年前に発売された『変態勇者』を受け、RPG第二弾と言うからにはsealによる名誉挽回を図る自信作なのだろうと、 誰もが思ったこれが、まさか我々への挑戦状であったとは、誰が想像しただろうか。 ゲームを始めると、何の脈絡もないまま学園に現れた魔物たちが主人公をかばった先生を襲うというプロローグの終了とともにゲームもエラー落ちで終了する。 公式ページでパッチという鍵を獲ってくるところからがダンジョン探索だとでもいうのだろうか。 相変わらず冒険の演出には妥協を許さないその姿に感動である。 パッチを当てたとしても、お金さえ用意すれば序盤に手に入るバランス崩壊必至の最強装備品は一ターンに妹を四回行動させ、 先輩の装備は上手くパラメーターに反映されず、使ったアイテムとは違うアイテムが減っていき、 必殺技やスキルは使ってみないと効果が分からないという地獄仕様がプレイヤーを待ちかまえる。 戦闘画面についても、公式サイトやパッケージ裏の開発画面は見る影もない真っ暗な背景、終ぞ実装されなかったターンテーブル、表示されないHP数値や、 「敵」とだけ表記される「一体俺は誰と戦っているんだ」と頭を抱えたくなるテキストなど、足りないものを探せばキリがない。 もはや、マップが超見づらいとか、お金をためて装備で殴れとか、そういうところにツッコミを入れている段階ではない。 スクラップ置き場の鉄屑をかき集めて車を作ってパリ・ダカに参戦しているといってもまだ生ぬるい。 このボロボロのシステムでもエンディングにたどり着けるようになっているというのは、一つの奇跡と言っていいだろう。 『学園迷宮』に触発されたように、この年末には各陣営からの刺客が入り乱れることとなった。 「伝統主義」からは、絶対王者アーベルからの今年三本目、『魔法少女と恋+』が届いた。 「3D」からはFULLTIMEの『肉体契約書』、「ゲーム」からは『学園迷宮』に続き、『淫刻の虜姫 ~囚われた没落の姫姉妹、淫教の果てに~』と、 まさに一年のクソをかき集めるが如しであったが、残念なことにどれも『学園迷宮』の前では決め手に欠けた。 大激戦の末、『でにけり』が大賞を獲得した小粒ぞろいの2010年、もしや今後、突き抜けたクソゲーは生まれないのではないかという危機感が住人たちを襲った。 「クソゲーなど生まれない方がいい」 確かに至言である。 だが、クソゲーと良ゲーは表裏一体、クソゲーは業界繁栄のバロメータであるというのもまた事実だ。 クソゲーの衰退はすなわち、良ゲーの衰退をも意味する。 無難に形だけまとめた、クソゲーにも良ゲーにもなりえない、三カ月でユーザーの記憶から消えてしまうような作品ばかりの不毛の荒野、それこそエロゲ―業界終わりの日だ。 この憂いを2011年の猛者たちは見事に払拭してくれた。 皆、一様に強敵であった。 今年度の次点を 『勇者と彼女に花束を』 『修羅恋~SeeYouLover~』 『恋愛+H』 『まままーじゃん』 『ゾンビの同級生はプリンセス -不死人ディテクティブ-』 以上の五本とする。 そして大賞を『学園迷宮エロはぷにんぐ学園迷宮エロはぷにんぐ! ~イクぜ!性技のダンジョン攻略~(パッケージ版)』に贈りたい。 ただ出来が悪いだけなら星の数、それを越えてユーザーにダメージを与えうる何かを持っていて初めて、この業界ではクソゲーの域に足を踏み入れることが出来る。 ADVでの限界に挑戦した『勇者と彼女に花束を』、3Dでありながら奥深さを捨て極限の薄さを追求した『修羅恋~SeeYouLover~』、 セーブ未実装という我々の理解を越えた仕様を見せてくれた『恋愛+H』と『まままーじゃん』、 もはやアーベルとしか言いようのない低品質とユーザーを舐めきった態度でやはり怒りを買った『ゾンビの同級生はプリンセス -不死人ディテクティブ-』 いずれ劣らぬ一騎当千のクソであった。 だが、クソすぎて逆に面白くなる『学園迷宮』の前では、そんな彼らも霞んでしまおう。 そう、面白いのだ。 何もかも崩壊しているくせに、何故か我々を惹きつけてやまない。 いつも通りADVでバカゲーを作っていれば一定数売れるのに、どうして余計なゲーム性を加えるのか。 「sealならいつか何かやってくれそうな気がする」 そう思わせてくれるクソさを、我々は間違いなく感じた。 最後に、エロゲ―黎明期における偉大なるクリエイターにして、晩年はクソゲーマイスターとして活躍した故・菅野ひろゆき氏に次の言葉を贈り、 クソゲーオブザイヤー2011を締めるとともに、追悼の意を表したい。 クソゲー 「菅野さん聞こえますか?オレ達から貴方への鎮魂曲です」 過去のコメントはコチラ
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2020年総評案2(大賞入れ替え)大賞 LOVE・デスティネーション 【2020】 クソゲーオブザイヤーinエロゲー板 総評審議所 https //jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/58649/1613181301/ 71: 一般1 :2021/03/14(日) 02 36 04 ID ???0 どうも総評2番目に出したアホです。 なんか今年大賞に選ばれるのが『LOVEデス』ばかりなので自分でも思うところがあり、 『LOVEデス』を大賞にした大賞理由を投下させていただきます。 まあ本スレ内部でもLOVEデスとコンキスタ入れ替えろみたいな話もありましたしね。 個人的には今でもコンキスタ大賞だと思ってるんですがまだ総評が出揃っていない今なら添削も可能ですよね? 次点は、 『ジンキ・リザレクション』 『巨乳女子官洗脳催眠「お前のような男の命令に従う訳がないだろう」』 『天冥のコンキスタ』 大賞は、 『LOVE・デスティネーション』 (中略) ならば真のクソゲーとは、誰がどう遊んでも楽しめないゲームである筈だ。 次点はそういったトレンドも元に、突出した「楽しめないゲームであることが誰にでも分かる作品」を厳選した。 『ジンキ・リザレクション』は、王道ADVに余計なシステムを混入した結果大惨事になった老舗の誘爆実験の結果として、 『巨乳女子官洗脳催眠』は、催眠凌辱という作りから織りなす駄目ボイスと抜けないHシーンという盛大なやらかし例として、 それぞれその身を深淵へ繋がる絶望のダイブへと投げていった。 そして残る二つは『LOVE・デスティネーション』と『天冥のコンキスタ』。 どちらも苦痛が長く時間としては引けを取らないし、作品を底辺足りえる材料は充分に揃っている。 ジャンルは違えど双方とも遜色劣らぬ力を持つ二つの明暗を分けたのは「クソゲーを評価するとはどういう事か」というものだった。 kotyeに必要なものは選評だ。筆者が血と吐瀉物をまき散らしながら苦心の果てにたどり着いた境地の断片を記したものである。 住民はそれを時には主観的に、時には客観的に、己の技量と知識を持ち出しながら意見を組み交わし作品を批評する。 そして何が悪いのか、何故悪いのか、どうすれば良かったのか、どうすれば良い作品になっていたかを徹底的に議論していく。 その過程で、ゲームはクソゲーという最終判断をなされて大地に血塗られた墓標を築くのだ。 その審査手段は幾つかあるが、クソゲーがマイナスの産物である以上、比較的多く用いられるのは減点法であろう。 『コンキスタ』は確かにシナリオの薄さやRPG部分の作り込みの甘さと言った問題点は顕著で、そこを責められても文句は言えない。 しかしそこには「作りはなるべくシンプルに、取っつき易く目的が分かりやすいRPGを」といった製作陣の判断だけは見受けられる。 またグラフィックの美麗さや声優陣の演技など、減点法で評価するにしてもまだ加点要素は残されているだろう。 それに対して『LOVEデス』からは制作陣の意気込みややりたい事が揃いも揃って何一つ評価に値していない。 間違った誤訳日本語学習ドリルと評された奇怪な日本語が織りなすテキストの集合体は、ここが日本で書かれているのが本当に日本語なのかすら錯覚させる破壊力を持っている。 物語の核となるヒロイン達は「総理に脅されて凌辱されていた」「実はふたなりだった」などと電波と胸糞が交わった喧嘩上等の女性たちであり、愛でるにはあまりにも高すぎる敷居だ。 主人公はタイムスリップしてきた事を差っ引いても、大人にリスペクトの欠片もなく、己の無能を棚に上げるばかりで責任を取らない万年野党のようなキャラ付け。 しかもシナリオの最後は自身が散々に罵倒してきた「大人」達の華麗な活躍で終わりであり、そこにはカタルシスも感動もミジンコの糞並みに存在していない。 これらの要点を搔き集め、最終的に下される評価とは何だろうか。そう、最もシンプルで、最も作品に対する最底辺の位置づけ……。 「一つも褒めるところがない」である。 この評価点数をあえて稼がないという制作陣の男気溢れるダメな「大人」の判断が、明暗を分けた。 本年度の有象無象の中にある唯一無二の魂を持った誰にも愛されず誰からも必要とされない意欲作『LOVE・デスティネーション』に大賞の称号を贈り、心から拍手を送りたい。
https://w.atwiki.jp/gyaku-sai/pages/13.html
蘇る逆転 第1話 成歩堂龍一(弁護士)の初舞台(初弁護)である。 依頼人は、成歩堂の大親友の矢張政志でその恋人をマンションで殺害した罪で逮捕される。 登場人物 弁護士 成歩堂龍一(操作キャラクター) 依頼人 矢張政志(成歩堂の大親友) 助 手 綾里千尋(弁護士,成歩堂の上司) 検 事 亜内武文(自称新人潰し) 被害者 高日美香(矢張の恋人,モデル) 証 人 山野星雄(真犯人,空き巣犯) 裁判長 (本名不明) 情報 凶 器 考える人(置物) 現 場 マンションの一室(被害者高日宅) 真相 空き巣犯の山野が被害者の高日の家へ留守中に空き巣に入っていた。しかし、そのとき高日が帰ってきた。だから、高日を殺した。